2つの液晶画面の切り替えは、設定で画面を開閉するだけで切り替わるようにでき、ノートパソコンスタイルと、タブレットスタイルの切り替えは一瞬。
例えば、電車中に、ブレットスタイルで、Webブラウジングしていて、フォームに文章を入力したくなった時に、画面を開いてキーボードで入力し、またすぐにタブレットスタイルの戻る、というようなことが気軽にできる。
ただし、画面の表示自体は、切り替えに3～4秒ほど待たされる。これがさらに速くなると完璧なのだけどな。
このパソコン、HDMIとアナログRGBの外部ディスプレイ出力があるが、それらを全部繋いでみたところ、どちらも同時に表示可能。
全く制限がない訳ではなく、設定画面を見る限り、本体の2画面＋HDMIとアナログRGBの4画面中、最大3画面を同時表示できるようだ。
CPUは、Core i5だし、SSDなのだから、処理速度はそれなりに速いはずなのだが、触っていて、思ったより快適さがないのは不満だった。東芝のDynabook RX3も同程度のCPUで、しかもHDDだが、明らかにそれより遅い。
なんでだろうと、電源オプションの設定を調べてみた。
「詳細な電源設定の変更」のダイアログで、「プロセッサの電源管理」の「最大のプロセッサの状態」を見ると、「バッテリー駆動」の値が50%となっているだけでなく、「電源に接続」の値までもが60％となっているじゃないか！
すなわち、初期状態では、ACアダプタを繋いでも、CPUの最高クロックが60%に制限されていたのだのだが、これを、100%に変更したところ、ようやくCore i5らしい動きになった気がする（それでもまだ遅い気が・・・）。
ついでに、「システムの冷却ポリシー」も、「電源に接続」でも「パッシブ」になっているのを「アクティブ」に変更、「最小のプロセッサの状態」が、「電源に接続」でも5%となっているのを50%に変更してみた。
「電源に接続」の項目は、私は以前意味を勘違いしていたのだが、「パッシブ」というのは、できるだけファンを回さず動作せ、「アクティブ」は積極的にファンを回すという意味で、「アクティブ」に設定した方がファンは回る頻度は上がる代わりに、速度は向上するのだ。
しかし、なぜACアダプタ接続時まで、速度制限をかけていたのだろうか？ ひょっとしたら100%にすると熱暴走の危険性があるのかも？ これからの夏場がちょっと怖いな。
ASUS Taichi21 慣性スクロール問題（タッチパネル感度）解決！: kaeruz.comもう一つ、タッチ操作の反応の悪さについては、タッチパネルのドライバに問題があるらしいことが判明したので、こちらのドライバを試してみたら、確かにタッチ操作の追随性も少しよくなった気がする。
ただ、それでもまだちょっと重い気がする。モバイルノートとしては、フルHDを2画面を常時稼働しているというのは重い原因の一つかもしれないが、それだけでもない気がする。なので、まだもうちょっと調べてみるつもり。
バッテリーの持ちは、フル充電で3時間半といったところか。長くはないが、まあ予想通り。
あまり持ちはしないので、都心に丸一日日帰り出張するような使いに道にはあまり向かないが、泊りで出張するような使い道なら、これまで使っていた東芝のDynabook RX3よりいいな。
処理速度は、東芝の方がややいい気がするが、本体は軽いし、画面はフルHDだし、キーボードも上。HDMIでホテルのテレビに繋げれば、デュアルディスプレイでも使える。
使い易いので、予定を変更して、これからは、これを泊りの出張に持っていこうかな？
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