うなぎの稚魚もどき|マドリードだよ

スペインのバスク地方には、うなぎの稚魚「シラスウナギ」をニンニク、オリーブオイル、赤唐辛子で炒めた「アヒージョ」という料理が昔から家庭で食べられていたのだが、乱獲のせいで取れなくなり、レストランでも一皿1万円を超えるような高級料理になってしまい、困っていたそうだ。

日経スペシャル 未来世紀ジパング ~沸騰現場の経済学~|テレビ東京

「未来世紀ジパング」で見たのだが、本物そっくりのカニカマが作れるカニカマ製造機で世界シェア7割という日本の食品機械メーカー・ヤナギヤが、その製造技術を生かし、「シラスウナギ」もどきのかまぼこを作る機械を開発したのだそうだ。
その機械を導入した現地企業が「グーラ」という名前で売り出したところ、安くて「シラスウナギ」そっくりの味や触感だということで、爆発的に売れて、代替食として早くも定着しているという。

実際写真を見ても、形とか背中の黒っぽいところとか、本物の生き物みたいにそっくりにできていて、私のように手足がない蛇やミミズみたいな生き物が大嫌いな人間には、ちょっと気持ち悪いほど。

最近の進化したカニカマの技術がこんなところに生きているんだなぁと感心していたら、


“見た目も食感もまるでうなぎ”なかまぼこが品切れに - 日経トレンディネット

日本でも、うなぎの蒲焼きを魚のすり身で再現した「うな蒲ちゃん」なる商品が、2016年4月に発売され、品切れになるほどの人気を集めているそうだ。