<消費者被害の防止につなげる通話録音機モニター事業について>

和歌山県など、一部の地方自治体で、振り込め詐欺などの消費者被害の防止につながる通話録音機を無料で貸し出すモニターを募集していて、希望が殺到しているらしい。

どんな装置なのかと調べてみたら、家と固定電話と電話回線の間に接続し、電話で通話をしている内容を、自動的に録音し、保存するものらしい。

それだけだと効果が薄そうだが、肝になるのが、電話機の呼び出し音が鳴る前に、発信者に対して自動で警告メッセージ「この電話は、振り込め詐欺などの犯罪被害防止のため、会話内容が自動録音されます。」を流してくれる機能だ。

こういうメッセージを流されると、例え電話に出る相手が頼りないお年寄りでも、うかつなことをしゃべりにくくなり、実際、被害が十分の一以下に減ったという。

簡単なアイデアだが、なるほどね。

さらには、固定電話回線がナンバーディスプレイ契約をしてあると、次の機能も利用できる。

・非通知電話からの着信時には「電話番号を通知にして、おかけ直しください」と発信側にアナウンスし、繋がなくできる(ON/OFF可能)
・「拒否電話帳」に登録した番号に対して、着信を拒否することができる
・「許可電話帳」に登録した番号に対して、着信時に警告音声を流さないようにできる

「許可電話帳」「拒否電話帳」には、それぞれ100件の電話番号が登録できるそうなので、お年寄りの家庭には十分でしょう。