カセットの音をハイレゾ相当で楽しめる“ハイレゾCDラジカセ”。東芝Aurexから - AV Watch

東芝エルイートレーディングが、Aurexブランドの新製品として、カセットでもハイレゾ相当の音質を再現できるというCDラジカセ「TY-AK1」を3月下旬に、カセットデッキを省き、Bluetooth機能やPC接続機能を搭載した「TY-AH1」を4月下旬に発売するそうだ。

店頭予想価格は、AK1が27,000円前後、AH1は22,000円前後と、こうした製品としてはお高め。

「TY-AK1」は、CD、USBメモリ再生、カセットデッキ、ラジオなどを備えたCDラジカセだ。
カセットテープの再生音も含め、様々なソースの音質を、ハイレゾ相当の周波数帯域と高解像度音源に変換するアップコンバート機能を備えているのが最大の特徴。

カセットデッキは、ノーマルテープに加え、ハイポジションテープ(TYPEII)の再生にも対応する。

このスペックをふと疑問に思い、調べてみると、すでにハイポジやメタルテープというのは、今は製造されていないそうで、ハイポジやメタルテープのへの録音、というニーズはそもそもないらしい。
ちなみに、ハイポジテープ以外のフェリクロムテープ、メタルテープは、再生時はハイポジテープのモードを使えばいいようだ。

また、もう一点、気になったこととして、昔はよく使われていたドルビーノイズリダクションに対応していないこと。一応、メーカーとしては、ノーマルテープでもドルビーNRをONにした録音は、ハイポジテープのモードで再生するのが推奨されているが、これも正確な再生とは言えない。