ディスプレイも小さく、温度表示は大きく見やすいが、アイコン類は小さくて見やすいとは言い難い。
5Lのタンクに灯油を入れたが、タンクをかなり傾けても確かにこぼれにくい。
「こぼれま栓」の効果は確かにあるようだ。また、口金を締めると、カチッという音がして、ロックされた感があるのもいい。
私は、給油時、こぼれないようにと、つい口金を締めすぎてしまう癖があるのだが、そのせいで、奥さんから固くて外せないと文句を言われることがよくある。
しかし、これだとロック音が出るまで締めれば、もう漏れないと分かるので、締め過ぎが起きないのもいいな。
点火は、ボタンを押してから、約2分半で点火したから、30秒ぐらいで点火するダイニチに比べるとかなり遅い。
消臭対策も一応されているが、奥さんによれば、ダイニチに比べて、点火時や消火時に臭いが気になるという。
これについては、トヨトミ独自の灯油を気化させずに直接燃焼させるエコバーナー方式が、影響しているようだ。
一方、暖房中の騒音は、ダイニチよりかなり静か。主にファンの音が小さいようだ。
エコモードに設定すると、体感的に寒くならないよう、ゆっくりと室温20℃まで下げるが、今の時期だと、寒く感じることはなかった。
また、人感センサーで、約5分間、人がいないと自動で弱燃焼になり、さらに約25分間、人がいないと自動的に消火する。
しばらく放置して、実際にその通り動作することは確認できた。
正面のセンサーから水平に90度格ぐらい、上下は水平から上に30度の範囲で検知するそうで、小さな犬や猫を誤って検知しないようにしている。
ただ、この機能を有効に動作させるには、ファンヒーター正面に邪魔物がない状況にする必要があり、見渡しのいい部屋の角に置く必要があるようだ。
エアコンだと、上の方から人感センサーで検知するので、その間に障害物はないが、床に置くファンヒーターだと、障害物が多く、それに隠れてうまく人間を検知できないことも多そうだ。
また、リビングで使っていて、奥さんがしばらくカウンターキッチンの向こうで作業をしていると、当然、しばらくすると人がいないと判断して止まってしまう。そう考えると、奥さん的には、あまり役に立たないので、常時オフに設定してしまいそうだ。
他社にない特徴として、灯油を気化させず点火するエコバーナーにより、前シーズンの残り灯油も使えるらしいが、まあ、わざわざこれはテストすることないだろう。
トータルで見ると、外観はいまいちだが、他社とほぼ同じ価格で、ダイニチに比べて消費電力は大幅に少ないし、音も静か。
点火、消火時の臭いが気になる弱点はあるものの、このクラスでは唯一の人感センサーを搭載しているのも、コストパフォーマンスは高いと思う。
面白いのは、消火時に少し臭うので、ダイニチを使っていた時より、奥さんが頻繁に換気をするようになったこと。これは、結果的に、悪いことじゃない。
あとは耐久性だが、一応メーカーの3年保証はついているから、少なくとも3年は壊れない自信があるのだろう。
我が家では、リビングで使うことになるので、特に今年のように灯油が安い冬は、結構酷使されるだろう。だから、故障するなら早めに出るだろう。
新たな気になることが出てきたら、また改めてご紹介したい。
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