エプソン、5年ぶりのフルモデルチェンジとなる「カラリオ」などインクジェット7機種を発表 ~エコタンク搭載モデルも - PC Watch

エプソンから、年末商戦向けの、家庭用インクジェット複合機/プリンタが発表された。
7機種と機種数も多く、他社に比べて目新しい点も多いため、詳しくご紹介したい。


「EP-879A」は、5年ぶりのフルモデルチェンジとなるA4インクジェットプリンタということで、次のように、例年に比べて改良点も多い。

・送り機構の見直しや、インクカートリッジを縦置きから横置きに変更することで、前モデル「EP-808A」から幅を41mm削減した
・ユーザーが廃液タンクの交換を可能な設計となり、修理に出す必要がなくなった
・印刷準備段階やヘッドクリーニング時の稼働音を低減するなど、使い勝手も向上した
・印刷機能では、新6色インクの採用で緑領域の色域を拡大した
・Exif情報に加えてプリンタ名/印刷品質を追加可能となった「撮影情報付き印刷」を追加
・余白・余黒を追加した「フチあり印刷」を追加
・コピー時に、再生紙などからのコピーでも紙地の色除去が可能になった
・コピー時に、等高線のような色付きの細線の再現性を向上した
・小さな文字でも掠れや潰れのない見やすいコピーが可能になった
・スマホアプリとして、接続されたUSBメモリやSDカードなどに保存された写真を閲覧できる「Epson Photo Library」を追加

一番目新しいのは、ユーザーが廃液タンクの交換を可能な設計となり、修理に出す必要がなくなった点。
従来モデルだと、普通の使用状況なら壊れるまでタンクが一杯になることはないが、使用量が多いケースでは、数年で一杯になり、修理対応で交換するしかなかったのだ。
ただし、縁なし印刷時の廃インクを溜める吸収剤は修理対応となるらしいので、写真印刷中心に使うとやはり問題は残るが、長年の懸念を解消しようという意思は評価できる。