単独でのセットアップを完了後、システムを最新のiOS10に更新し、10分ほどかかって再起動が掛かったら、パソコンとつないで、iTunesからiPhone 5のバックアップ環境でリカバリを行うと、今度はOSバージョンで拒絶はされなくなったが、次は、容量不足でリカバリできないという。
iPhone 5は32GBで、iPhone SEは16GBなので、これは当然予想されたところ。
仕方ないので、iPhone 5の無駄なアプリやポッドキャストデータを、これを機に大幅に削除。16GB以上の空きを作ったうえで、iTunesでバックアップを取り、それを使ってiPhone SEをリカバリしたところ、ようやくリカバリが実行された。
リカバリ完了後、再起動が掛かり、Google IDなどのパスワード入力要求が立て続けにポップアップするので、それを入力し終えて、ようやく使えるようになったが、アイコンの配置などがiPhone 5から変わってしまったものもあり、また、アプリのインストールも失敗したものがいくつかあった。
しかし、インストールが成功したアプリは、アカウント情報などもそのまま移行され、iPhone 5の環境のまま動くようだ。
この辺は、さすがアップルで、一応環境移行はできるとは言っても、色々な手間と制約があるAndroidとは、段違いの親切さであることを再認識した。
リカバリでインストールに失敗したアプリは、その原因は分からないが、iPhone SEからCPUが32bitから64bitに変わったせいかもしれない。
32bitアプリと64bitアプリのバイナリは、機能は同じでも全く別物だからだ。
リカバリに失敗したアプリは、必要なものから個別にインストールを行ったが、今のところ、SEに変わって使えなくなったアプリはないようだ。
さて、iPhone SEを使い始めたが、外観はiPhone 5とほとんど変わらないのに、iOS10での操作レスポンスは段違いに速い。さすが、iPhone 5から4年も経っているだけのことはあるな。
iPhone 5のバッテリーが、当初どの程度持ったか覚えていないが、バッテリーの持ちも悪くない。
そもそも、iPhone 5も、iPhone SEも、どちらも中古で買ったので、ちゃんとは比べようもないが、私の使い方では丸一日は十分持つので、持ち歩いていてバッテリー切れを心配する必要はほとんどない。
同世代のiPhone 6Sにはある3D touchは非搭載だが、正直、「マウスのダブルクリックは素人には使えない」と批判したアップルらしからぬ操作機能で、特に興味はない。なくても困らないと思う。
ストレージは16GBなので、iPhone 5の32GBよりは少ない。
ただ、iPhone 5で一番容量を食っていたのがポッドキャストだったが、現在はTBSラジオがポッドキャストをやめて大幅に使用量が減っており、また、インストールするアプリもこれを機に大幅に見直した結果、16GBでも十分残量に余裕がある状態になった。
とはいえ、microSDカードで容量を拡張できるAndroidとは違い、これで動画を撮影したり、音楽を入れて持ち歩くのには適さないだろう。
カメラは4K動画撮影に対応しているが、本当に4Kで撮影したら、十数分でストレージは満杯になってしまうはず。
iPhone 5でも、アプリもいろいろ試しにインストールしていくと、32GBはすぐに満杯になってしまっていたので、メインのスマホとして使おうと思うと、16GBだと苦しい。
私は、iPhone 5同様、Androidで使えない機能やアプリを使いたいときだけ、サブのスマホとして使うつもりだし、その分には十分なスペックだと思うが。
ただ、一般的には、iPhone SEをメインスマホとして使うなら、やっぱり64GB以上を選んだ方が実用的だと思うな。
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