フルカラー3Dプリンタ「RoVa4D」:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ

以前、フルカラー3Dプリンタ「RoVa4D」について取り上げたことがある。
これは複数の色のフィラメントを混ぜ合わせることで様々な色を出す方式だったと思うが、そのせいでプリント速度が遅くなるし、価格も高くなる難点があった。
Kickstarterの出資では、約20万円で入手できたが、現在普通の買うと、55万円ぐらいするから、ちょっと手が出ずらい。
色が自由に付けられれば、家庭での使い道も広がると思うのに、とは思っていたが、なかなか家庭で手軽に買える価格とはならなかった。


3000ドルで売れるフルカラーの3DプリンターをXYZPrintingが発表、コロンブスの卵のようなアイデア | TechCrunch Japan

さて、このたび、家庭向け3Dプリンタで一番人気の「Da Vinci」シリーズを作っているXYZprintingが、定価3,000ドルの「Da Vinci Color」を発表した。
これでも決して安くはないが、「RoVa4D」よりは安い。
色の自由度も上がったが、その理由としては、フィラメント自体は普通のPLAに、インクジェット方式で、CMYKの色のスプレーで着色させる方式を取ったことによる。
この方式自体は、世界初ということではないらしいが、家庭向けに、この価格で実現したことは画期的なことらしい。
着色できる色も、1,600万色というから、本当なら写真でもリアルにプリントできるだろう。
ただ、吹き付けるインクは、PLAに強固に付着する特殊な材質となるようで、インクは65ドルするというから、ランニングコストは、それなりに掛かるようだ。