ONU(Optical Network Unit)というと、名前の通り、通常は、光回線終端装置として、光ファイバーの信号をイーサネット信号に変換するも装置を指し、auひかりではまさにそうした黒い箱が提供され、ONUに、auひかり提供のホームゲートウェイが接続されていた。
auひかりのホームゲートウェイは、ブロードバンドルータ機能、ギガビットイーサネットの4端子ハブ機能、Wi-Fiアクセスポイント機能、USB接続の簡易NAS機能、IP電話のターミナルアダプタ機能などを兼ね備えた多機能な装置だった。


一方、NURO光のONU「HG8045Q」は、auひかりでいうONUの機能に加え、auひかりのホームゲートウェイのうち、IP電話のターミナルアダプタ機能を除く機能をすべて内蔵しており、IP電話のターミナルアダプタのみが別の装置として外付けとなる。

ONUとホームゲートウェイ機能を一体化したのは、コスト削減のためだと思うが、そこからターミナルアダプタ機能を外したのは、おそらく、IP電話機能をソフトバンクに外部委託したため、そこの仕様を装置として切り分ける必要があったことや、NURO光電話の導入者比率が高くないため、ターミナルアダプタ部分は装置として分離した方がコスト上も得策と判断したのかもしれない。

ここら辺の装置構成の考え方の違いは、比べてみると面白いものがあるな。