スマートスピーカーからコントロールできるスマートリモコン「sRemo-R」や「Nature Remo mini」は、価格を抑えるためか、USB給電となっていて、ACアダプタは自分で用意してね、という商品形態となっている。

実際の利用形態を考えるとこれは正解だと思う。

例えば、リビングダイニングにスマートリモコンを設置する場合、部屋の中にあるテレビやエアコン、照明などの家電機器に対し、確実にリモコン信号がを届くような場所で、しかも、スマートリモコンを置いても邪魔にならない場所、というのは、案外限られるものだ。

そして、ちょうどここが最適と思った場所に、電源コンセントがたまたま近ければいいのだが、その保証はない。

だったら、スマートリモコンは、基本、モバイルバッテリーで駆動するしかないではないか。

実際、寝室兼書斎で使っている「sRemo-R」は、部屋が狭いこともあってか、照明、エアコン、テレビのリモコン信号をが届く場所に電源コンセントがあり、ACアダプタから給電しているが、リビングで使っている「RM mini3」は、照明、エアコン、テレビにリモコン信号が届く最適な場所には電源コンセントがなく、モバイルバッテリーで駆動せざるを得ない状況だ。

助かるのは、これらのスマートリモコンの寮費電力はそれほど大きくないので、USB給電のモバイルバッテリーでも何とか使えること。
ただし、リモコン信号は指示を出したときしか出ないが、Wi-Fiは常時生きている状態なので、通常の赤外線リモコンと違い、それなりの電力は消費し続けるから、モバイルバッテリーも容量大きめのものが必要だろう。

また、リモコンのように間欠的に電力を消費するデバイスは、充電池より乾電池の方が向いているはず。充電池だと、使わなくてもじわじわ自己放電して使えなくなるが、乾電池だとそれがほとんどないからだ。

となると、モバイルバッテリーも、乾電池式の方が適している気がしたので、まずは大容量ということで単一乾電池のモバイルバッテリーがないか調べてみたら、全然ないみたい。