家庭用カッティングマシンで業界初、紙・布の厚みを検知して刃の出量・圧を自動調整、ブラザーが新機種「ScanNCut DX」発売 - INTERNET Watchブラザーが、紙や布などを切り抜きたい形に自動的に切り抜いてくれる家庭向けのカッティングマシン「ScanNCut(スキャンカット)」シリーズの新製品として、「ScanNCut DX」2機種を10月中旬に発売するそうだ。
低価格ながら、カットする素材の厚みを検知し、刃の出量とカット圧を自動で調整する「自動ブレード調整機能」を搭載し、家庭でも手軽に失敗なくカット作業ができるのが、業界初の特徴だそうだ。
カットできる素材は、紙、薄い布、フェルト、PPシート、ウレタンフォームで、厚さは最大3mmまで。
切り抜く形は、次の方法が選べる。
・ScanNCut DX本体に内蔵している模様データ
・ScanNCut DXでスキャンしたイラストなどの図柄
・専用ウェブサービス/Windowsソフト「キャンバスワークスペース」で編集したデータ
・Illustratorなどで作成したSVGデータなどを、USBメモリやUSBケーブル、無線LAN経由で読み込んで使用
市場想定価格(税別)は、スタンダード機種「SDX1000」が5万9800円、上位機種「SDX1200」が7万9800円と、家庭でも購入価格に抑えた。
自動ブレード調整機能に対応した替え刃は2000~3000円で、薄い布用・圧物用など用途別に異なる。
2機種は、カッティングマシンとしてのハードウェア性能は同じだが、SDX1000は内蔵の模様データが682種、フォントが9種なのに対して、SDX1200は模様データが1303種、フォントが17種にアップグレードされ、さらに、SDX1200では.pes/.phc形式の刺しゅうデータにも対応するという。
刺しゅう用ミシン | 家庭用ミシン | ブラザー.phc形式は、ブラザーの刺しゅう機能が搭載されミシン用の刺しゅうデータで、.pes形式は、刺しゅうデータ作成ソフト「刺しゅうPRO」の刺しゅうデータとのこと。
読み込めるオブジェクト容量も、SDX1000が最大600オブジェクトなのに対して、SDX1200は900オブジェクトで、より複雑なカットができ、スキャンできる最大サイズも、SDX1000では幅296mm・長さ298mmまでなのに対し、SDX1200では、オプションの24インチロングカッティングマット(弱粘着タイプが3200円、強粘着タイプが3400円)を使用することで、長さ603mmまでスキャン可能とのことだ。
本体サイズはどちらも531×215×173mm(幅×奥行×高さ)で、重さは約6.5kg。
横幅は50cm以上あるが、奥行きは21cm強しかないので、サイドボードや、本棚にも置けるため、家庭でも扱いやすそうだ。
家で、手軽にDIYを楽しみたい方には、面白いツールが出てきたな。
関連記事:
立体物を製作できる切削加工機「iModela iM-01」 | トドのつまりは・・・ - 楽天ブログ