USB-C端子の採用EU理事会、USB Type-C充電義務化を最終承認。スマホやカメラ、イヤフォンなど対象 - PC WatchEUが、電子機器側の充電端子を、USB-Cに1本化する法規制を発動したことに対応するため、「iPhone」シリーズも、ようやく従来のLightining端子から、USB-C端子に変更された。
ただし、転送速度は、「iPhone 15」「iPhone 15 Pro」は、USB 2.0(最大480Mbps)のままで、「iPhone 15 Plus」「iPhone 15 Pro Max」のみ、USB 3.1(最大10Gbps)にアップグレードされた。
SoCの刷新「iPhone 15」「iPhone 15 Pro」のSoCが「A15 Bionic」から「A16 Bionic」に刷新された。
一方、「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Pro Max」のSoCは、「A16 Bionic」から「A17 Pro」に刷新された。
「A17 Pro」は、アップルが、TSMCの最新3nmプロセスで製造された最新チップで、ハイパフォーマンスコアは10%性能向上し、省電力コアはワット当たりのパフォーマンスが競合比で3倍に向上した。
GPUコアも刷新されて、5コアから6コアに増加し、パフォーマンスは20%向上。さらに、新たにハードウェアアクセラレーションのレイトレーシングに対応し、ソフトウェア処理と比べて4倍高速化したという。
カメラ性能の向上「iPhone 14 Pro」に搭載されていた4800万画素イメージセンサーが、「iPhone 15」「iPhone 15 Plus」に搭載され、画質劣化の少ない2倍ズームが利用できるようになった。
また、「iPhone 14 Pro」に搭載されていた「Dynamic Island」も、「iPhone 15」「iPhone 15 Plus」にも搭載された。
一方、「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Pro Max」は、イメージセンサーに大きな変化はないが、Photonic Engineの改良で、メインカメラの焦点距離を24mm、28mm、35mmの中から選択可能となったり、ナイトモードやHDRの画質が改善されたそうだ。
なお、「iPhone 15 Pro Max」のみ、望遠ズームが5倍に向上するなど、さらなる改良も加わっているらしい。
チタニウムボディ素材「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Pro Max」では、チタニウムボディ素材を採用し、強度を保ったまま、Proはシリーズ史上最軽量となる187g(14 Proは206g)、Pro Maxも221g(同240g)を実現し、薄型化を実現している。
プロユースを意識した静止画/動画機能「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Pro Max」は、USB-Cが10Gbpsになったことを生かし、レタッチソフト「Capture One」をインストールしたPCとiPhoneをつなぎ、4800万画素のPro RAWを使ってのテザー撮影が可能になり、4K60fpsに強化されたProRes撮影を、USB-C接続の外部ストレージに直接書き込めるようになった。
「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Pro Max」は、今や、本格的に映画撮影などにも使われ始めており、こうしたプロ向け機能も充実させるニーズがあるのだと思う。
こうして見てゆくと、「iPhone 15」の技術的な刷新ぶりは、ここ数年なかったほど目覚ましい。
個人的には、とてもではないが手が出ない値段だが、数年後には、USB-Cインタフェース搭載の「第X世代iPhone SE」が出るんだろうな、という道筋が見えるのがいいな。
その頃が、私の「第2世代iPhone SE」の買い替え時になりそうだな、と思っている。
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