以前、取り上げた新型フィットの正式発表があった。
その時、プリウスを超える低燃費を実現したフィットハイブリッドについて、疑問に思っていたことが、ようやく氷解した。


ホンダ、新型「フィット」発表会を9月5日10時55分からUstream中継 / - Car Watch

ホンダ、「燃費」「空間」「かっこよさ」を進化させた新型「フィット」 / フィット ハイブリッドは36.4km/L、1.3リッターのFF/CVT車は26.0km/Lを達成 - Car Watch

疑問とは、今回のハイブリッドシステムは、セミオートマチックトランスミッションに分類される7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)が大前提になっていたことにある。
DCTは、特に欧州では主流のトランスミッションだが、日米ではCVTなどのオートマが主流で、日本では欧州の輸入車ぐらでしか見ない。
いくら燃費が良くても、果たして、日米で7速DCTの車が売れるものだろうか?というのがずっと抱いていた疑問だった。

今回の新製品発表によれば、ハイブリッドモデルは、完全にスポーツモデルに位置付けられている。だから、7速DCTでいいのだ。
なるほど、日米では、実用車としてフィットを買いたいなら、ハイブリッドではなく、ガソリン車を買ってほしいというメッセージなのか。

この戦略が、日米でどう結果として出るか、興味深いな。必然的に、ハイブリッド比率は、旧型フィットより下がるはずだ。

逆に、このハイブリッドモデル、欧州のニーズにはベストマッチなので、欧州では間違いなく売れると思う。

追記)
ホンダ、新型「フィット」が月間販売計画の約4倍となる6万2000台以上を受注 / オーダーの70%がハイブリッド。オプションでは70%がLEDヘッドライトを装着 - Car Watch
フィットシリーズ中、ハイブリッド比率は70%を占めるそうで、私の予想は完全に外れでした。
それにしても、トランスミッションがDCTの乗用車がこんなに売れたのって、日本では初めてではないかな。これは凄いことだ。

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