Androidには、標準音声合成インタフェースというのが定義されていて、英語などには、それに準拠したかなりクオリティの高い純正読み上げエンジンが標準搭載され、アプリからも自由に利用できる状態になっている。

ところが、日本語に関しては、ずっとこの読み上げエンジンが用意されず、OS的には、アプリから日本語音声を出すことが可能なのに、そうした使い方が出来ない残念な状態が続いていた。

AquesTalk TTS - Google Play の Android アプリ

何か代用のエンジンがないかと探して、見つけたのが、この「AquesTalk TTS」。ただし、シェアウェアで3ドル相当。
これをインストールするだけで、例えばGoogle翻訳アプリなどで、それまでできなかった日本語の読み上げが可能になってしまうのだから、そのぐらいの価値はあると判断し購入した。
その後、代わりになるエンジンが登場しないまま、ここまで来たのだが、ついに、決定版が登場した。

KDDI研の日本語読み上げエンジンN2 更新、再生帯域2倍でクリア & 高速化。Google Playで無償配布中 - Engadget Japanese

こちらのKDDI研が開発した日本語読み上げエンジン。フリーウェアなのに、ぱっと聞いただけでも、音声の品質が明らかに「AquesTalk TTS」を上回っており、再生速度も変更可能。無料で使えるのだから、直ちにデフォルト採用決定。
「AquesTalk TTS」は2年ぐらい使い続けたけど、そろそろお払い箱にすることにした。

できれば、これをGoogleが権利を買い取って、Android標準の日本語エンジンとして配布して欲しいな。


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