さて、WiMAX2+と4G LTEをサポートする「W02」と、WiMAX2+とWiMAXをサポートする「NAD11」の感度や速度を比較してみよう。

どちらもSIMカードを差し替えて、ハイスピードモードで使ってみたが、ほとんど速度差を感じない。
私が、キャリアアグリゲーション対応のエリアで使っていないことが大きな原因で、今後エリアが広がれば、差が出てくるのだろうが、現状、私の行動範囲では、「W02」が数%速いことが多いが、速度が逆転するケースもあり、ほとんど速度差を感じないと言っていいだろう。

なので、今後は、WiMAXでノーリミットモードも使える「NAD11」を基本的に使うことにする。

さて、公表されたエリアマップ的には、WiMAX2+とWiMAXのエリアはほとんど変わりがないが、まずは、一日「NAD11」を使ってみると、実感としてはWiMAX2+の方が広く感じる。
特にビルの窓から離れた室内だと、WiMAX2+の方が電波が強いことが多い。
さらに、WiMAX2+でアンテナ1本の状態でも、WiMAXでアンテナ3本の状態よりも速度が変わらなかったりするのも、その実感に影響を与えていると思う。

我が家内では、WiMAXの電波強度は弱いため、「NAD11」をノーリミットモードで使うと、速度は1Mbpsを切る。ただ、これはMobile Slimでも同様だったので、仕方ない。

一方、ハイスピードモードでは、我が家内でもアンテナ2本が立つことがあり、速度も圧倒的に速い。
気を付けないと、家のルータに繋いでいるつもりで、WiMAX2+に繋がっているのに気づかず、パケットを消費してしまうかもしれないな。