最近、パナソニックの春の新製品は、全自動レコーダーのみだったのだが、今春は、なぜか通常の予約録画式のレコーダーも1機種発表。これが、本当に謎で、後で詳しく説明したい。


3ステップ設定で10ch録画。全自動レコーダを目指すDIGA - AV Watch

まずは、全自動レコーダー、世間的には全チャンネルレコーダーと呼ばれる製品は、7TB HDD+10ch全自動録画対応の最上位機種「DMR-BRX7020」が22万円前後、4TB HDD+6chの「DMR-BRX4020」が16万円前後、2TB HDD+6chの「DMR-BRX2020」が10万円前後の3機種が発表された。

今回の新製品は、ハードウェア的にはさほど変わらず、使い勝手の向上がメインのソフトウェアのマイナーチェンジだ。
改良点をピックアップすると、次の点あたりか。

・従来16ステップだった初期設定を3ステップに省力化
・VIERA(2007年以降モデルをHDMI接続し、有線LANでインターネット接続している場合は、1ステップでDIGAの設定が完了
・「昼の番組を省く」など、利用者の実際の視聴時間帯やジャンルごとに録画時間をおすすめする「おすすめ設定診断」機能
・パソコンからのリモート視聴などに対応
・ネットワーク機能では、新たにAmazonビデオに対応

一方、SeeQVault対応は、USB接続のHDDに留まり、なぜか、今回もSDカードには対応しなかった。
SeeQVault対応HDDが、各社のファイルシステムが異なるために、メーカー間の互換性が取れない中、唯一互換性が取れるのはSDカードなのだし、パナソニックはSDカード規格の主要メンバーなのだから、いつまでもやらない意図はさっぱり理解できない。