本ブログでは、新製品の噂については、真偽の判断ができないので、あまり取り上げないことにしているが、今回は、かなり確度が高い噂のようなので、取り上げてみる。

スペックや発売時期は?新型本体「PS4.5/PS 4K」の気になる噂まとめ | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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ないより、「PS4.5 NEO」が出るという噂は、既に「PS4」を買った人間としては、見過ごすことはできない。

CPUは、4コア「Jaguar」を2基は変わらないが、クロック周波数は1.6GHzから2.1GHzに向上。
GPUは、搭載する演算ユニットが18個から36個に増え、動作クロックも911MHzにアップ。
メインメモリはGDDR5の8GBのままだが、帯域幅は218GB/sにアップ。

ということで、GPUの性能アップは2倍を超えるが、トータルの性能は、PS4の2倍ぐらいか。
本来、既存PS4ゲームを4k対応するなら(もしそのゲームがGPUをフルに使っているなら)、3D性能はPS4の4倍必要であり、2倍では足らない。これで4kゲームを作るには、フレームレートを落とすか、モデリングやテクスチャを簡素化するしかないため、性能面からも「PS4.5」の目的は4kゲームにはないことが分かる。

ということは、やはり「PS4.5」の目的は、「PlayStation VR」の性能を最大限生かすハードということなのだろう。
そもそも、「PS4」は、フルHDの60fpsで3Dゲームが快適に動くよう設計されていたため、左右用の映像を別々に生成する必要がある「PlayStation VR」用ゲームでは、倍の120fpsの3D性能が必要だった。

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性能不足の「PS4」に対し、「PlayStation VR」側でフレーム補間の画像処理LSIを搭載し、30fpsで生成される左右の映像を、60fps化し、滑らかなVRゲームを実現するという話が出ていたのは、そのためだと思われる。

「PS4.5」は、「PS4」の2倍以上の3D性能を持っており、したがって、フルHDで「PlayStation VR」用の左右の映像を60fpsでネイティブに生成できる。
「PS4」からまだ2年しか経っていないのに「PS4.5」を出す意味は、そこにあるのだろう。