iPhoneやiPadなどのiOSデバイスは、アップル製だけに高い。
買えば長く使いたいし、いろんなアプリをインストールして、様々な用途に使いたくなるのは、お金をかけた元を取りたい心情も影響していると思う。

それに比べるとAndroid端末の安いこと!
OSも無償で公開されており、それを搭載するシステムLSIも、中国ベンダーから低価格で出ており、製品の製造も中国や東南アジアとなれば、iOSデバイスより安く作れるのは当然。

さらには、基本的に需要以上に過剰に生産されており、OSのバージョンが頻繁な上に、バージョンアップ対応も1世代してくれればマシで、全く対応しないメーカーも多々ある。

となれば、古くなった端末は価格も急落し、タブレット端末でも新品が1万円を切る例も少なくないし、OSが古かったり、RAM容量が少なければ、5000円程度で投げ売りされることもしばしば。

しかし、こうした古い端末が全く使い物にならないかというと、そうでもないのだ。
色々なアプリや重いアプリをインストールし、色々なことに活用しようとするのでなく、使うアプリを絞って、ほぼ単機能で使うなら、今でも十分活用できるケースは多い。

そうした端末が、5000円も出せば手に入るなら、もう、目的ごとにそうした端末を買って、使い倒すのも悪い選択肢ではないのではないだろうか。

例えば、

(1)電子書籍リーダー専用機
Kindleや楽天Kobo、PDFリーダー、無料マンガアプリなど、とにかく本、雑誌を読むためのアプリだけをまとめてインストールし、「読む」ことを専用にタブレットを買う。
CPUパワーやRAM容量はあまり必要ではないが、電子書籍を保存するための大容量メモリカードは利用できる方がよく、軽量コンパクトで、特に横幅が片手で持てるサイズであると、電車でも片手持ちして読書できていいと思う。また、サイドにページめくりボタンに使える音量ボタンがあると、さらに使いやすいため、そうした点は買うときに考慮した方が快適だ。
私も、MedioPad X1をこうした用途だけに使っている。