三菱自動車とスズキ、国土交通省が行った燃費確認試験で明暗分かれる結果に | マイナビニュース

国土交通省が、8月30日に、燃費計測の不正が発覚した三菱自動車およびスズキ製自動車の確認試験結果を発表した。

三菱自動車については、社内で実施した再検証をさらに下回る結果となり、軽自動車以外のモデルにもカタログ値より大幅に燃費性能が下回るモデルが多数あったそうだ。
三菱自動車はこの結果を受け、該当するモデルは正しい燃費値を申請し、ユーザーに対して燃料代の差額や自動車関連諸税の増額分などに対して損害賠償金を支払うこと、該当モデルの販売を一時停止することを発表したそうだ。

一方で、スズキについては、すべてのモデルで、カタログ燃費値を上回る燃費が記録され、悪意ある偽装でないことが確認されたという。
カタログ値と確認試験の結果が最も乖離していたのは「アルト(バン)」で、カタログ値は24.0km/リットルだったが、確認試験では25.5km/リットルと、6.3%も優れていたそうだ。
また、37.0km/リットルのアルトは、確認試験では38.3km/リットルを叩き出し、どこのハイブリッド車かと思うほど。

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スズキについては、燃費偽装問題が発覚した直後から、ネットでも、あちこちで「カタログ値より実燃費の方がいいんだけど・・・」という利用者のメッセージが、燃費計の写真と共に上がっていたのは知っていたが、今回の確認試験で、それが裏付けられたとも言えそうだ。

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さらに、笑っちゃったのは、その原因が、不正計測とされた条件では、「車は1人だけでなく家族で乗るものだから実は三人で計測していた」とのことで、 規定重量の3倍になる180キロの荷物を載せて行っていたためらしい。