庫内容積は、NP-TR9が約43Lに対して、NP-TM9は約49Lと大きいのだが、実際に洗浄できる食器点数は、NP-TR9が45点で、NP-TM9が40点と何故か逆転する。詳細な理由は分からないが、NP-TM9が容積が大きいのは背が高いせいみたいだが、NP-TR9よりNP-TM9がやや奥行きが浅いのと、カゴの数はどちらも2段なので、背の高さが食器点数の増加には貢献していないことあたりが関係しているのかも。
ちなみに、我が家にある三洋電機のDW-SX4000の食器点数は60点と記載があるが、本体サイズを見る限り、NP-TR9とほとんど同じため、実質的な食器点数は変わらないと思う。
実際、DW-SX4000で、60点もの食器を入れられたことなどない。
当時は、メーカー間の競争が激しかったこともあり、カゴのピン間隔を無理やり狭めたり、やたら小皿を多めに入れる前提で枚数を稼いだりして、スペック上の食器点数を増やそうと、不毛な競争をしていたのだ。
なので、今のパナソニックの食器点数の方が、実感に合ったものなのだと思う。
運転音の騒音は、関東の50Hzの場合で、NP-TR9が34.5dBで、NP-TM9が35.5dBと、NP-TR9がやや静か。
消費電力量も、NP-TR9が約780Whで、NP-TM9が約800Whで、NP-TR9が少し少ない。
機能面では、汚れセンサー、泡センサー、食器量・室温センサーにより、洗浄方法を調整して、水と電気を節約するECONAVI機能は、NP-TR9のみの機能となっており、これが、NP-TR9の方が値段が高い理由だろう。
それ以外に、P-TR9のみの機能としては、パワフルコース、低温ソフトコースがあり、NP-TM9のみの機能として、少量コースがある。
パワフルコースは、通常より高温で念入りに洗浄、すすぎを行う油汚れに強いコースで、低温ソフトコースは、食器洗い機不可のプラスチック食器も洗浄できるコース。
どちらのコースも、これまで使っていたDW-SX4000にもあり、それなりに使い分けていたので、あった方が嬉しい。
少量コースは、下の段のカゴだけで少ない食器を洗浄できるコースで、これもDW-SX4000でよく使っていたのだが、P-TR9にはない。
ただ、P-TR9にこのコースがないのは、おそらくECONAVIで食器の量を自動検知して節水、節電を行えるので、あえて必要ないからだろう。
ざっと見て、容量的にも機能的にはNP-TR9が上だが、価格も高い。ただ、その価格差は、5,000円もないため、このぐらいなら、NP-TR9を買うべきかな、と考えている。
工事は自分で出来るので、ネットショップかヤフオクを探して、新品をできるだけ安く手に入れることにしよう。
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