三菱電機の新しいエアコンの感想:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ

昨年購入した三菱電機のエアコン「霧ヶ峰」だが、使えば使うほど、素晴らしさが分かってきた。

「霧ヶ峰」に限らず、各社の高級エアコンは、風を送るフラップが2~3分割でき、それぞれ独立に風の方向や強さ、冷暖房の強さを調整できて、さらに、人感センサーなどで人の動きと体温を監視し、その人に向けて最適な冷暖房を行うことができるものが増えた。

それ以前は、ヒートポンプのスペック上の省エネ性能の向上が競争項目だったのだが、数年前にそれが限界に達していたので、「どこのメーカーも節電のためにセコい手を使うようになったな」という程度の認識しかなかった。

しかし、実際に使い始めたら、これが素晴らしい仕組みであることが分かってきた。

例えば、リビングからカウンターキッチン越にわずかに見えるキッチンの奥さんを見つけて、風を送ってくれるのが分かる。
そこまでは、想定内だった。

効果はそれだけではなかった。

エアコンの真下にソファーがあり、奥さんは、よくその上で寝込んでしまい、夏場に風邪を引いてしまうことがあったのだが、それがなくなったというのだ。

つまり、最初は、エアコンが奥さんを見つけて冷風を送ってくれて、気持ちよくなり寝てしまう。ところが、しばらくして体温が下がっているのを検知すると、そこを風が避けて送るようになるから、うっかり寝込んでも、風邪を引いたりしないらしい。

節電能力ばかりが注目される人感センサーだが、こうしたメリットがあるとは、使ってみるまで分からなかったな。

基本的に、部屋にいる人間の体温を個別に測って、それに合った冷暖房の風を送ってくれるので、冷暖房の不足や効き過ぎをあまり意識することがなくなった。
太った男性と痩せた女性では快適温度が2~3度違うのは普通だが、そうした人間が同じ部屋にいても、冷暖房の温度設定で喧嘩することがなくなるのは、ある意味エアコンの大革命なのかもしれない。