大腸菌から合成「クモの糸」、スウェーデン研究 | 社会 | ニュース | So-net

人工的にクモの糸の生成に成功、科学者の長年の夢が実現 - GIGAZINE

自然界で、しなやかで軽く、生物分解が可能だが、鋼鉄以上の強度を持つ「クモの糸」を合成することに成功したというニュースが世間をにぎわしている。

スウェーデン農業科学大学とカロリンスカ研究所の研究チームによるもので、遺伝子組み換えして大腸菌で生成される「クモの糸」の素材となるタンパク質と、クモが糸を作る際のpH値の変化を再現する「紡績装置」を用いて、「クモの糸」の立体構造を実現したという。

似たような話を、前に「カンブリア宮殿」で見たなぁ、と思ってググってみたら、これだ。


Spiber株式会社

慶応SFCから誕生したベンチャー企業「スパイバー」で、2013年に、既に世界界初の合成クモ糸繊維「QMONOS」の量産化に成功しており、詳細は公開していないが、こちらも、遺伝子組み換えした微生物を利用しており、かなり似た技術であるように見える。

しかも、「スパイバー」は既に、「QMONOS」の量産を始めており、乗用車のシート、マウンテンパーカーなど、他社との共同開発も具体的に進んでいる状態にある。
なので、単なる論文発表でしかない今回のニュースが、何でここまで持ち上げられるのかがよく分からない。