我が家でも、家族全員のスマホの契約を、徐々にauからMVNO事業者に変更しようと考えている。
最終的に、auスマートバリューに加入するスマホがなくなれば、auひかりから借りているホームゲートウェイのWi-Fi機能が無料で使えなくなる。
ただ、このWi-Fi機能がIEEE802.11b/a/g/n対応で、もはや規格的に古いため、税別月額500円を払って使うのも馬鹿らしい。

となると、このWi-Fi機能を解約して、自分で最新の11ac規格対応の高速無線LANルータを購入して、宅内の端末からそれにアクセスする方がいいだろう。

そこで、最新の無線LANルータ事情を調べてみた。

「スマホのWi-Fi速度」を上げる無線LANルーターの機能は? - 日経トレンディネット

最新の、無線LANルータは、11ac対応であっても、SISO (単入力、単出力)から、MIMO(多入力、多出力)に移行ており、さらには、無線LAN版スイッチングハブとも言えるMU-MIMOへと進化しており、同じ帯域で更なる高速化が進んでいる。
このMU-MIMOを実現するのが、ビームフォーミングという技術で、ビームフォーミングをサポートする無線ルータと端末の間で、通信する端末に向けて電波を強めることができ、さらに速度を向上することができるという。

これらの技術の採用により、最近は、論理速度が1Gbpsを超える速度の無線LANルータも、普通に登場してきていている。

実効速度はそこまでは出ないにしても、現在、ホームゲートウェイに繋がっている端末は30台以上、うち、無線LANで接続している端末だけでも、14台と物凄い数になりつつある我が家には、実効スループットが少しでも向上するのは有難いことだ。

ただ、ビームフォーミングという技術、無線ルータに接続する端末側でもサポートされている必要があり、実際に速度向上の効果が得られる端末は、iPhone 7や6sなど最新のiPhoneや一部のAndroidスマホに限られてしまう。

iPhoneでWi-Fiを使うなら ビームフォーミング&ビームフォーミングEX | BUFFALO バッファロー

WN-AX2033GR | 無線LANルーター | IODATA アイ・オー・データ機器

ただ、バッファローだと「ビームフォーミングEX」、アイオーデータだと「ビームフォーミングW」という、端末側がビームフォーミングに対応していなくても、無線ルータ側で端末位置を推定して、電波強度を最適化できる機能を備えた無線ルータも出てきており、こうしたルータを購入すれば、ビームフォーミングに対応しない端末でも、速度向上が得られるそうだ(この機能、NECにはないみたい)。