ワイモバイル、UQが急拡大 高まる批判と再編の必要性 - 日経トレンディネット

様々なMVNO事業者が乱立する中、KDDI傘下のUQコミュニケーションズが展開する「UQ mobile」とソフトバンクの「ワイモバイル」が、テレビでCMもバンバン流していて、知名度は群を抜いている。

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また、実効速度の面でも、多くのMVNO事業者が、混雑する時間帯で大幅に速度を落としているのに対し、「UQ mobile」や「ワイモバイル」はあまり遅くならないとの評判があり、その面でも人気が高いようだ。

これに対し、「UQ mobile」「ワイモバイル」以外の独立系のMVNO事業者が、通信速度などネットワークの面で不公平があるのではないか?と批判する向きもあるという。

果たしてそうなのだろうか?
ずっと引っかかっているので、世間の意見とは違うが、ちょっと異なることを述べてみたい。

まず、「ワイモバイル」はそもそもMVNO事業者ではない。
自ら、今も旧ウィルコムのPHS網や旧イーモバイルの3G網を維持し、AGP+の4Gインフラを整備し続けている通信キャリアであり、AGP+については、親会社のソフトバンクモバイルに貸し出し、その代わりに、ソフトバンクの4G LTE網を借り受けている関係にある。

ソフトバンクモバイルが、AGP+について帯域制限を掛けてワイモバイルから借りているとは思えないから、逆に言えば、ワイモバイルもソフトバンクから4G LTE網を帯域制限なしで借りられているはずだ。
そりゃ、MVNO事業者より、「ワイモバイル」が早いのは当然。