渋滞回避を狙った中国の「またがりバス」がまさかの実車化、今後は実験走行も開始 - GIGAZINE

中国の「またがりバス」:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ

中国で実用化に向けて開発が進められていた「Transit Elevated Bus(TEB)」、通称・またがりバスについて、私も、GIGAZINEなどのITニュースサイトで取り上げられていたので、一度ブログで取り上げたことがある。

その時に私は、「原理的に、右折左折どころかカーブさえ擦りそうだし、車高が高い車が下を無理やり通ろうとして事故りそうなので、製品化されるとは思わなかった」と書いている。
ただ、GIGAZINEなどが盛んに報じているので、「路面電車代わりに、ほぼまっすぐの道路を往復するだけ、みたいな限定された運用」であれば、実現の可能性はある気がするとも書いている。

自動車の上を走る中国の「またがりバス」は詐欺の可能性 - GIGAZINE 

その「またがりバス」、やっぱり投資詐欺だった可能性があるらしい。
本当だとすると、私もウソの情報を広める片棒を担いだことになり、その点では申し訳ありません。

「またがりバス」を企画、開発していたHuaying Kailaiとその子会社は、2016年10月までに91億元(約1500億円)の資金を調達していたらしいのだが、その後の動きがおかしいのだ。

以前のニュースでは、2016年8月には北京港近くの道路で初の実走試験が行われることもアナウンスされていたが、その後、中国の地方当局が、2017年7月2日に、突如TEBが走行予定であった300メートルの線路を撤去したらしい。

Huaying KailaiとTEBの開発を担当するTEB Technology DevelopmentでCEOを務めているBai Zhiming氏は、TEBの線路敷設計画の中止が発表された際、中国メディアに対して「TEBは中国の他の都市へ移るだろう」とコメントし、TEBの実用化計画が終わるわけではないとしたが、どうやらその後の動きが滞っている模様。