MINI初となるPHVモデル「MINI クーパー S E クロスオーバー ALL4」国内導入 | マイナビニュース

ローバーMINIのPHVモデルが、日本でも発売されるというニュースと、写真を見て、凄い!と思った。
コンパクトカーのPHVって、エンジン排気量や、バッテリー容量などのバランスがなかなか難しいはずで、日本でも大量生産した乗用車はまだないぐらいなのに、最先端の技術力はさしてあるようには見えないローバーが最初に出してくるとは!と驚いたのだ。
親会社のBMWが技術的に全面バックアップしているのかな・・・などと思って、詳しく読むと、ちょっと違っていた。

今回、日本でも発売されたMINI初となるPHVモデルは、「MINIクーパー S E クロスオーバー ALL4」というらしい。

最高出力136PS・最大トルク220Nmを発揮する3気筒1.5リットルのターボエンジンと、最大出力88PS・最大トルク165Nmの電気モーターを搭載。6速オートマチック・トランスミッションとの組み合わせにより、ガソリンエンジンで前輪を、電気モーターで後輪を駆動するという。

何と、前輪をガソリン、後輪を電気モーターで駆動する4WDとなっていて、EVとして走るときは、後輪駆動の2WD車として走ることになるらしい。
PHVモデルはこの4WD限定で実現しており、なるほど、それでコンパクトカーに載ったのか、と納得だ。こういう割り切りをしたPHVは、確かに世界初かも知れない。

EVとしては、電動モーターのみを使用して最長距離約42.4kmを走行することが可能で、上限時速も125kmとのことなので、高速道路も走れて、意外にもEVとしての行動範囲は広い。

リチウムイオンバッテリーは、後部座席の下に7.6kWhが収納されいて、200V電源で約3時間でフル充電可能とのこと。
ただ、充電端子がどの形状なのか、情報が分からない。この車を買う人は、間違いなく自宅に充電設備を作る必要があるのだから、公式サイトにそれに必要な情報はしっかり書いて欲しいものだ。

実は、感心したのはここまでで、JC08モード燃費が17.3km/Lという数値を見て、あまりに低すぎるので、急に疑問が湧いてきた。