・SoCを、MediaTekのMT6572(2コア,1.2GHz)から、MT6580(4コア,1.3GHz)に変更
・OSを、Android 4.4から、Android 5.1にアップグレード
・内蔵ストレージが、4GBから8GBに増加
この3点のみ。
ただ、掲載写真から、microSIMのカードスロットが、従来のネジ止め式から、トレイ式に変更されたのは間違いないようだ。
GearBest.comではカメラが300万画素と書かれていたが、AliExpressでは200万画素のまま変わっておらず、どちらが本当かは分からない。
また、旧型では入っていなかった日本語ロケールが、2017 versionでは入っているという噂もあるが、現時点で確認は取れていない。
それ以外のスペックに変更はないようだ。
価格は、16GBのmciroSDHCカードを内蔵したモデルで、AliExresssで現在底値が60.0ドル。
旧モデルより少し高めだが、差は1,000円程度。
GearBest.comだともう少し安いのだが、16GBのmciroSDHCカード内蔵モデルは、現在品切れ中で買えない。
実は、現在使用中の旧型の「MELROSE S9」のタッチパネルの調子があまりよくなくて、下端の方のタッチが右方向にずれたり、右上端のタッチがなかなかうまくいかなかったりすることがあり、バッテリーの減りも当初より早くなった気がする。
早くも寿命か?と不安に思っていたところだったので、この程度の価格ならいいや、ということで、バックアップに一台買ってしまった。
「MELROSE S9」は、毎日日常で使っているので、壊れると本当に困るため、もう一台あってもいいだろう。
届いたら、また詳しい違いなどをレポートしたいと思う。
小さいスマホ MELROSE S9 私の購入したモデル。 | ちょこっと陸マイラーちなみに、ググると、2017年バージョンを買ったと思われる人がいて、買ったAliExpressのお店を見ると、そこのスペック表記は古いバージョンのまま。なので、古いバージョンで売っていても、実際には新バージョンに切り替わっているお店もあるようだ。
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設定画面で、スペックを確認すると、SoCは、MediaTekのMT6580(4コア,1.3GHz)。
RAMは512MBのまま、内蔵ストレージは、8GBに増え、初期状態の空き容量は約4.5GBとなった。さらに、16GBのmicroSDHCカードが内蔵されている。
microSIMのカードスロットは、従来のネジ止め式から、ピンでイジェクトするトレイ式に変更されたが、SIMカードは挿して使う予定はない。
OSは、Android 4.4からAndroid 5.1に変わっており、一応、ファーム更新も試みたが、既に最新状態となっているようだ。
Wi-Fiを自宅のホームゲートウェイに繋がるよう設定した上で、まずはGoogleアカウントを設定し、旧タイプでも利用していたアプリを、パソコンのGoogle Playサイトからまとめてインストールする。
Google Play上の端末識別名は、「MELROSE S9+」と表示され、旧モデルの「MELROSE S9」と区別がつくようになっていた。
ラジオや音楽を聴くのに使う、radiko、ラジオクラウド、Amazon Music、Sportifyなどの使いたい主要アプリは、一通りインストールでき、無事動作しているようだ。
旧モデルでは、Google Playからインストールできず、APKファイルを移植して何とか動いたAmazon Musicアプリも、「MELROSE S9+」では、問題なくGoogle Playからインストールできるようになった。
旧タイプでは、時々、Amazon MusicアプリやSportifyアプリが落ちることがあったが、新タイプでは、今のところ安定しているように見える。
クアッドコアのお蔭か、動作レスポンスも向上している。
タッチパネルの感度も向上しているように見えるが、ただ、タッチ位置が、自分の感覚よりやや左にずれる癖があり、最初はどうしても誤入力してしまう。
このタッチパネルの補正機能は見つけられないため、タッチしたいオブジェクトに対し、心持ち右寄りにタッチするしかないようだ。
音質に関しては、全く期待していなかったのだが、予想外によくなっていた。
音楽再生時の音質は、元々悪くなかったが、新タイプも、さらにヒスノイズのレベルが低減され、音質が向上しているように聞こえる。また、ミニジャックの接触が悪く、音にノイズが乗りがちだった点も改善された気がする(新品だから、だけかもしれないが)。
付属のイヤホンの音質は旧タイプより少し向上していて、一晩エージングすると、最近の100円ショップで評価が高いイヤホンレベルには達しているかも。
とはいえ、低音は120Hzぐらいから下が全く出ていない感じで、トーク中心のラジオを聞くには耳障りではない、という程度のものだが。
さらに、完全に予想外だったのは、FMラジオ機能の感度が劇的に改善されたこと。湘南エリアの室内でも、イヤホンアンテナで、東京スカイツリーからのニッポン放送などがクリアに受信できることに驚いた。これなら、ソニーのスマホ並みだ。
いったいどうしたのだろう?
ただ、残念なことに、FMラジオの周波数帯域は日本の帯域には対応しておらず、ワールドワイドのFM帯域である87.5~108MHzしか選局できないため、湘南の我が家では、ワイドFMのTBSラジオ、ニッポン放送、文化放送と、InterFM897しか受信できなかった。
バッテリーの持ちについては、しばらく使ってみないと正確には評価できないが、今のところ減り具合は、旧タイプより極端に悪くなった印象はない。
その他、設定画面において、音楽再生に関わる設定項目などが増えているが、何がどういう効果があるのか、まだ把握できていない。この辺については、もう少し使い込んでから、レポートをお送りしたいと思う。
さて、ここまで触ってきて、アプリの互換性も問題なく、日本語も使えるようになり、性能も確実に向上している。特に改悪された点もないと思う。
価格も、16GBのmicroSDHCカード内蔵モデルが60ドルで、旧タイプとの差は10ドル程度しかないので、今から買うなら絶対新タイプだ。
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