超大型のE-inkディスプレイを搭載した端末をたくさん出しているメーカーとしては、もう一つ中国のONYXという会社がある。

この会社の端末の特徴は、E-ink搭載端末であるにもかかわらず、汎用のAndroid OSを搭載し、Android用の電子書籍アプリがそのまま動作させることができることだ。

ONYX BOOX MAX electronic reader :: ONYX BOOX electronic books

そのONYX社が、「ONYX BOOX MAX」というソニーと同じ13.3インチのE-inkディスプレイを搭載した端末を発売していた。
Andoid OSを搭載しているのは魅力だったが、OSは4.0という化石のようなバージョンで、価格も8万円ぐらいした。
中国メーカーでも、ソニーでも、画面サイズが同じだと値段があまり変わらないところを見ると、こうした大画面E-ink端末のコストを支配しているのは、E-inkパネルの価格なのだろうということもよく分かるな。

「ONYX BOOX C67ML」が使いモノになるまで:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ

ただ、汎用のAndroidアプリが利用できる魅力は感じたので、以前、安くで手に入れた「ONYX BOOX C67ML」を試しに使ったことがある。
しかし、OSは古いAndroid 4.2からアップグレードされないし、一番新しいファームでも内蔵ストレージの初期残容量が400MBしかなく、まともにアプリがインストールできない。
SoCはデュアルコアで、RAMは512MBしか搭載しないので、操作レスポンスも悪いし、何よりKindleアプリなどを動作させていると、頻繁にアプリが落ちてしまい使い物にならない。

それ以降、ONYX社の端末には興味を失っていたのだが、最近、ようやく新しい動きがあり、再び興味を持った。


ONYX BOOX MAX 2 electronic reader :: ONYX BOOX electronic books

それが、久々発表された新製品「ONYX BOOX MAX 2」だ。価格は10万円弱して、高いのだが、初代に比べて、次の点が大きく改善されている。