新「iPhone SE」は何が変わった? 旧SEやiPhone 8とスペックを比較する - ITmedia Mobile以前から、出る出ると言われていて、なかなか出なかった新型の「iPhone SE」が、ようやく発表された。
ただ、私の頭の中で勝手に、新型「iPhone SE」は、旧モデルの「iPhone SE」と同じようなサイズ感の製品になると思い込んでいたところがあり、「iPhone 8」と同じデザイン、サイズ、重量であることを知って、「思ってたんと違う~」と、「笑い飯」のように呟いてしまった。
ただ、そもそも「iPhone SE」の狙いって、コンパクトなiPhoneということではなく、古いiPhoneの筐体設計を生かすことで、安く作る、ということが第一の狙いであることを思い出し、今は納得しつつある。
そもそも、旧モデルとなった「iPhone SE」自体、どういう経緯で生まれたかを思い出すと、先進国では大人気だったiPhoneが、発展途上国では高すぎて売れず、Androidスマホに後塵を拝していたため、そうした途上国でも買えるiPhoneとして発売されたものだったのだ。
新型「iPhone SE」も、その点は明確で、旧型「iPhone SE」でさえ、安くなったとはいえ当初5万円台で販売されていたのに対し、新型は44,800円(税別、64GBモデル)と、いきなり5万円を切る安さを実現した。
筐体は、「iPhone 8」と同等だから、ディスプレイや、防水・防塵性能、カメラもシングルで、ほぼ同じ。USB端子も、Lightning端子のまま変わらず。
外観は古いままに見えて、SoCには、「iPhone 11」シリーズと同様の「A13 Bionicチップ」を搭載し、iOSも最新版が動く。
4G LTEも2x2のMIMOに対応し、無線LANも最新のWi-Fi 6に対応し、通信は大幅に高速化されている。
また、細かいところでは、iPhoneとしては、物理SIM+eSIM対応のデュアルSIMに対応しているそうで、海外で第SIMを差して使ったり、国内でも、データ通信は安価なデータ通信専用SIMを差して使うようなことが、初めてできるようになった。
5G対応などもあり、ハイエンド機は10万円を超えるのが当たり前になりつつあるスマホ業界だが、そんな中、新型「iPhone SE」の価格のインパクトは大きい。
おそらく、日本でも大ヒットすると思うな。
私自身も、Androidスマホではできないことをカバーするために、サブで旧型「iPhone SE」を使っているのだが、これのバッテリーがいよいよ持たなくなっていて、フル充電でも1日がやっと。
とはいえ、まだ最新のiOS13も動くし、まだまだ使うつもりでいたのだが、次のiOS14は、旧型「iPhone SE」ではサポートされない公算が高い。
そう考えると、もし、最新版のiOSへのアップグレードパスが断たれたら、その時は、新型「iPhone SE」への乗り換えを考えるべきかなぁ、と思う。
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