まず、パーキングブレーキが、旧来からある足踏み式で、ほっとする。
アクセルを踏み込んで、車をスタートすると、なかなかいい加速感だ。
ここまで試乗した車と比べると、「タント」よりは明らかに出足が良く、「eKクロススペース」には若干負ける感じ。
おそらく、ハイブリッド車なので、多少はモーターのアシストがあるお陰かもしれない。
坂道を上るときの馬力は、ターボ車の設定がないため、「タント」や「eKクロススペース」のターボ車に比べると劣る。
アクセルを踏み込まないと進まない感じになるのは、やむを得ないところか。
ただ、「タント」や「eKクロススペース」に比べて、車重が軽いせいか、エンジンベタ踏み状態にまではならない。
東名の長坂などではキツそうだが、日常の街乗りでは、動力不足を感じる場面はあまりないと思う。
アイドリングストップ状態からの再始動も、「タント」のようなうるさいセルモーター音はせず、スムーズにスタートして好印象。
ブレーキから足を離した時点で、クリープが発生し前に進み始めるため、そのままアクセルを踏めば、静かにエンジンが始動し動き始める。
ハイブリッド車なので、エンジンに始動に、セルモーターではなく、モーターを利用しているようだ。
マイルドハイブリッドだから、エンジン車しかない「タント」より燃費はいいはずだし、同じハイブリッドシステムを使っていても「スペーシア」より軽いから、燃費がいいはず。
車内の騒音や振動については、「eKクロススペース」に比べると、道の段差のショックは割と大きめかな、という気もするが、エンジンやタイヤノイズ、風切り音などは、軽自動車としてはまあまあ静か。
やっぱり「スペーシア」の高さは要らないと思えるな。
9インチ画面の純正ナビは、始動時に車の周りを360度立体表示してくれる機能で度肝を抜く。
カーナビ画面を見ていると、画面サイズの割に解像度は高くない印象だが、見やすいことは見やすい。
Apple CarPlayやAndroidautoにも対応し、スマホのナビや音楽アプリを使うことができるのも安心だ。
一通り試乗してみて、街乗りにはとてもバランスのいい車だと思えた。
気になるとしたら、たまに旅行などで高速道路に乗るときや、日常でも長い坂などを考えると、やっぱりターボ車の設定が欲しかったな、ということ。
ただ、営業さんと話していると、そうした声は大きいらしく、発売から1年後の2022年9月ごろには、マイナーチェンジで、ターボ車の設定が追加される可能性もありそうだ。
その時には、予防安全機能も最新のものにアップデートされているはずであり、もし、「ワゴンRスマイル」を買うにしても、今が時期ではなく、2022年9月以降のマイナーチェンジ後にした方が得策である気がするな。
関連記事:
車のディーラー巡り(2) ダイハツ「タント・カスタム」の試乗:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ車のディーラー巡り(4) ホンダ「N-BOX」の試乗:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ車のモデルチェンジ情報(1) ダイハツ「ムーブキャンバス」:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ