以前、ブログでも、パナソニックの「SV-ME5000」という製品が、お風呂用テレビとしてはベストの存在であると取り上げたことがあるが、その後継にあたる新製品が発表された。

パナソニック、10型の防水お風呂TV VIERA「SV-ME7000」 -AV Watch

「SV-ME7000」は、外観もリモコンも「SV-ME5000」と、ほとんど同じに見えるし、防水、やリモコン、ジェスチャー操作などの基本機能、地デジ/ワンセグ受信の機能や、DLNAクライアント機能、ビエラコネクトといった機能も変わりがない。

地デジ/ワンセグ受信は、従来から定評のある4チューナーダイバシティで、こうしたポータブルテレビでは、最も高感度だとは思われるが、それでも、風呂場という放送受信には不利な環境だけに、郊外では安定して受信できるとは限らない。

むしろ、無線LANでホームネットワーク接続し、レコーダーなどの放送/録画番組を視聴するDLNAクライアント機能や、UstreamやRadiko、YouTube、ニコ動が見られるビエラコネクトの方が、使い道が広いだろう。

細かい点を見てゆくと、IP変換などの画質改善、スピーカー開口部などの音質改善が行われており、無線LANも11aの5GHz帯対応で高速化され、SDXCカードにも対応するなど、改善はされている。

防水キャップを取って接続する必要があったACアダプタも、キャップがなくなり、近づければマグネットで吸着して固定される端子に変わって、充電しやすくなった(ショートの危険は増すが、おそらく安全回路は入っている筈)。

完成度はより一層高まり、オンリーワン製品としてこれからも売れるだろう。