シャープ、「蚊取りシート」を搭載した世界初の蚊取り空気清浄機 - 家電 Watch最近、ユニークな家電商品が多いシャープだが、蚊取り機能を搭載したプラズマクラスター空気清浄機「蚊取空清(FU-GK50)」を発表した。
店頭予想価格は、税抜き5万円前後とのことだが、空気清浄機については詳しくないので、これが高いのか安いのかはよくわからない。
通常の空気清浄機能に加え、60nmの紫外線に寄ってくる蚊の習性と、空気清浄機の吸引力を利用し、薬剤を使わず粘着式「蚊取りシート」で蚊を捕獲する機能を追加したそうだ。
面白いのは、これが日本人が日本向けに開発した製品ではなく、シャープ・エレクトロニクス・マレーシアのオイ・チュンチェン氏が開発し、蚊の被害が大きい亜熱帯地域のASEAN6カ国で先行販売したところ、予想の2倍近い台数が売れ、それを日本仕様にして発売することにしたという。
なるほどね。
シャープも、台湾企業に買収されるので、今後はこうしたグローバルなニーズに基づく、家電製品の開発が増えるんだろうなぁ。
今回は、まるで、その先駆けみたいな、製品発表だな。
粘着式の蚊取りシートは、2カ月で交換する消耗品で、粘着面を内側に2つ折りにして、可燃ゴミとして捨てられるそうだ。
薬剤を使わないため、子どもや高齢者、ペットのいる家庭でも安心して使えるが、交換用シートの価格が1,400円(税抜)は、ちょっと高過ぎないか？
なんだか、ガムテープでも代用できそうなものに見えるんだけど。
空気清浄機本来の機能は、定評のある高濃度プラズマクターを搭載し、売れ筋でもあるので、これは日本でも人気が出るかもね。
ただ、空気清浄機が要らない家庭や、花粉シーズンしか使わない家庭も多いだろうから、そう考えると、むしろこの蚊取り機能だけの家電製品を作る方が、もっとターゲットを広げられるのではないだろうか。
我が家でも、液体蚊取りみたいなものは使っているが、それでも、夏場、夜寝たいのに、蚊が飛び回る音が絶えず、眠れないことがよくある。
この方式は、薬剤を使わないのがいいし、効果も高いみたいで、いいな。
ただ、ぜいたくを言うなら、蚊以外に、蛾やコバエも取れるとさらに嬉しい。
そうした機能アップがあれば、本気で単体の製品としてすぐにも欲しいかも。
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