住宅用太陽光発電、4割値下がり 「自給自足」近づく?:朝日新聞デジタル

太陽電池の価格が予想以上のペースで下落、台湾の調査会社が発表 - メガソーラー - 日経テクノロジーオンライン

自然エネルギー財団の発表によると、住宅用太陽光発電の部材や設置費用は、毎年下がり続けていたが、その結果、直近では20年間使う場合の発電費用が、大手電力会社の電気料金とほぼ同じになったという。

太陽光パネル設置・維持費用と、20年間使う場合の総発電量などから計算したところ、2014年10~12月の1kW時当たり発電費用は25.28円で、201年4~6月の41.50円から約4割下がったそうだ。
一方で、この間の大手電力の家庭向け電気料金の平均は、東日本大震災後の原発停止や、円安による輸入燃料の高騰などで20.37円から26.26円に上がったため、両者はほぼ同等となったらしい。

太陽光発電の耐用年数・寿命とソーラーパネルの経年劣化l太陽光発電比較サイト

一点疑問に思えるのは、「太陽光パネルを20年間使う」という耐用年数だが、少し前に某大手家電メーカーの説明を聞いた限りでは、最近のパネルやパワコンだと、定期的な有料メンテナンスを受けていれば、20年は使えるとのことで、さほど無茶な設定ではないらしい(一番最初に壊れるのはパネルよりはパワコンらしい)。
そういえば、以前は10年で確実に使えなくなると言われていたエネファームも、最新機種は20年使える設計になっていると言っていたな。

話を戻すと、もっとも、最近の原油価格の下落の影響がこれから出てくるし、新電力との競争も始まったので、大手電力の発電費用も、今後下がる傾向にあるはずで、太陽光発電がすぐに逆転する、とまでは言えないだろうが、料金の拮抗は今後も続くものと思われる。