コンセントに繋いで充電中に、モバイルバッテリーとしてUSB端子から給電できないのだ。
スマホにモバイルバッテリーを繋いで使っていていて、もしモバイルバッテリーが切れたら、モバイルバッテリーを充電しながら、スマホにも給電して使い続けたいというのは、当然の心理だと思うのだが、それができないという残念な商品だったのだ。
なので、その後継種である「MPC-RAC2600」が出た時も、詳しいスペックを読んでおらず素通りしていたのだが、最近、ふと見直したら、「MPC-RAC2600」では、ACコンセントに繋いで充電中も、USB端子に給電されるよう、改良されているではないか!
バッテリーは、容量2,600mAhのマクセル製リチウムイオン電池を内蔵し、「MPC-RAC2500」の2,500mAhよりわずかに増加。液漏れ防止設計を採用し、約1,000回の繰り返し充電を可能とのこと。
収納できる折りたたみ式の電源プラグを内蔵し、コンセントに直結できる。プラグの位置が中央にあり邪魔だった「MPC-RAC2500」から改良され、筐体の端に移動している。
本体の満充電時間は約3時間とのこと。技術的にはもっと速くできるはずだが、敢えてしていないのだと思う。
というのも、約1,000回の繰り返し充電可能というスペックが一般的なリチウムイオン電池より多めなので、おそらく寿命優先で、バッテリーセルに負担を掛けないトリクル充電しかしていないのだと思われる。これはこれで一つの見識かもしれない。
給電端子は、USBポートを1基装備し、電池残量を3段階のLEDで表示するインジケータ機能も備える。1A出力なので、消費電力が多く2A給電を必要とするiPadなどは充電できない。
本体サイズは64×20×87mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約120gで、約20cmのUSB-Micro USBケーブルが付属。
パッと見に、ちょっと大きめのUSB用ACアダプタという感じのサイズ感だ。
だから、実際に、ACアダプタとして持ち歩いて、家やオフィスではスマホの充電器として使いながら、ついでに内蔵バッテリーも充電し、外に出たら、それをモバイルバッテリーとしても使える。
ありそうで、案外なかったコンセプトの製品だ。
もうちょっとバッテリー容量があると、さらに嬉しい気はするが、ACアダプタ機能も内蔵していると考えれば、あまり贅沢は言えないし、容量が増えれば充電時間がさらに長くなることを考えても、これが限界か。
商品が届いたら、改めて詳しいレポートを書きたい。
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