こうのとり6号機 打ち上げ成功に関係者ら喜び | NHKニュース

12月9日に、国際宇宙ステーションに物資を届ける日本の宇宙輸送船「こうのとり」6号機の、H-IIBロケットによる打ち上げに成功したそうだ。
12月1日には、ISSへの補給任務を担ったプログレス補給船が、ソユーズロケットでの打ち上げに失敗していただけに、今回の成功に各国は胸をなでおろしていることだろう。

さて、ニュースで見たところによると、「こうのとり」6号機には、ISSの補給以外に、そこになかなか面白い実験装置が、2つ搭載されていることを知った。


宇宙エレベーターへ第一歩…実験衛星、ISSへ : 科学・IT : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

「軌道エレベーター」(あるいは「宇宙エレベーター」)の基礎実験を行うための実験用超小型衛星が積まれているらしいのだ。

初めての方へ──宇宙エレベーター早わかり | 一般 | JSEA 一般社団法人 宇宙エレベーター協会

宇宙と地球をつなぐ「軌道エレベーター」の仕組みと技術的課題がよくわかるムービー - GIGAZINE

「軌道エレベーター」とは、宇宙にある静止衛星と、地上とを1本のケーブルでつないで、その上をエレベーターを走らせ、人や物資を運搬する未来技術で、私的には、アーサー・C・クラークが、1979年に出版した「楽園の泉」というSF小説で、その可能性について初めて知った。

ただ、その当時の技術では、実現性は全くないと思えたのだが、その一番の問題点が、地上と宇宙を繋ぐ極めて軽くて丈夫なケーブルが作れないことだったのだが、日本人が発見した「カーボンナノチューブ」により、このケーブルが作れる可能性があることから、一気に実現性が高まっており、大手ゼネコンの大林組が大学などと共同研究を進めて、2050年の完成を目指している。