昨年末のOEPCの原油減産実施以降、ガソリンや灯油の値上がり傾向が続いていたのだが、

ガソリン価格推移グラフ 最近1年間のレギュラー価格 - e燃費

最近、街中を走っていて、ピークから数円ではあるが、ガソリンの価格が少し下がり始めていることに気付いた。
私がいつも入れているGSだと120円/L前後で安定していたが、最近、検索すると115円/Lの店も出てきている。

灯油も、1,260円/18L程度でしばらく安定していたが、1,206円という店も見つかる。

主要産油国の減産ゲームに飽き始めた市場 需要の減少が減産効果を打ち消しに

何故かと調べたら、そもそも今回のガソリンの値上がりは、OPECが昨年末に決めた原油の協調した減産のせいなのだが、原油生産量自体は、昨年の減産合意の上限目標を下回っており、減産自体はうまくいっているらしい。

ところが、原油市場の値上がりで米国のシェールオイルの生産活動が盛り返していることなどが、先物市場では実害以上に影響し、原油価格が、大幅な下げとなっており、それがガソリン価格にも影響しているようだ。

ただ、日本では、為替レートが、1ドル113円台と円安傾向で、そのせめぎあいでガソリン価格の下落を相殺していて、少し下がる程度にとどまっているようだ。