Travis the Translator | Go Global, Speak Local! The world's first artificial intelligence-powered instant voice translation device端末はオランダのTravisという会社が開発したもので、それに日本向けのカスタマイズを依頼して製品化したもののようだ。
発表会の報道を見ると、会場が地下で通信ができないトラブルも発生していたが、結構長い文章も翻訳できていたし、日本語の音声もそれほど不自然ではなく、そこそこ実用になりそうだ。
翻訳機能はクラウド経由で最適な翻訳エンジンを用いる仕組みだそうで、例えば、日英の場合はグーグル、日中の場合はバイドゥのエンジンが使用されるという。
ただ、この方式だと、クラウド側のサービス内容やAPIが変更されると、翻訳機能が使えなくなる可能性がある。Googleがよく使われているAPIを突然有償化した、なんて話は今までもよくあり、その点への対応はどのように対して行われるのかは、発表内容からは分からなかった。不安が残るところだ。
大きさは110×60×16mm、重さは約90g。ボディカラーはブラックとホワイトの2色で、ストラップホールがあり、何かにぶら下げておける。
本体には1.3インチ、320×320ピクセルの円形のカラーディスプレイを装備し、翻訳は音声だけでなく、文章でも確認できる。一部の言語間の翻訳は、文章のみになることもあるようだ。
バッテリー容量は2,000mAhで、microUSB端子で充電する。スタンバイ状態で約5日間持ち、約6時間の連続翻訳が可能とのことで、丸一日、使っていてバッテリーが切れるようなことはなさそうだ。
グローバル向け Air SIM のご利用料金モバイル通信には、ソラコムのグローバルSIMが同梱され、日本国内だけでなく、61の国と地域で利用できる点もよく考えられている。
SIMカードは、nanoSIMタイプで、2年間利用できる単体のSIMカードも1万円で販売され、同梱のSIMカードも1万円で契約を延長できるそうだ。
何だか、スマホに翻訳アプリを入れても、同じようなことが出来そうな気はするが、スマホでこのサイズはほとんどないし、あってもバッテリーが持たない。マイクやスピーカーが翻訳に適しているかもわからないから、こうした翻訳専用機には一定のニーズはありそうだ。
これ、現物を試しに使ってみて、実用的だと思えたら、買ってしまうかもな。
ヨーロッパなど、英語圏以外の海外旅行にも、あったら便利そうだ。
ソースネクストというと、パソコン用パッケージソフトで有名だが、最近は、パソコンソフトの売れ行きがガタ落ちだというのもあってか、新しい分野に進出してきたんだろうな。
でも、いい着目点だと思う。
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