スズキ、「スペーシア」をフルモデルチェンジ。「後退時ブレーキサポート」「ヘッドアップディスプレイ」軽初採用 - Car Watch

スズキ、“軽ハイトワゴン最軽量”の850kgの車重とマイルドハイブリッドで燃費30km/L達成の新型「スペーシア」発表会 - Car Watch

スズキが、12月14日、軽自動車「スペーシア」「スペーシア カスタム」のフルモデルチェンジを発表した。
価格はスペーシアが133万3800円~158万9760円で、全般的に値段は上がっているようだが、全クラスに、マイルドハイブリッドを搭載していることを考えれば、実質的な差はないかもしれない。

「R06A型」エンジンの吸気系部品に走行風を直接当てて効果的に冷却を行なうエアガイドを追加し、トランスミッションのCVTを約5kg軽量化するなどして、JC08モード燃費を最高30.0km/Lに向上させた。これまでも、軽ハイトワゴンでは燃費は抜群だったから、さらにそれを上回るのは凄い。

また、リチウムイオンバッテリーを3Aから10Aに大容量化し、モーターの出力を2.3kWへと高出力化することで、モーターのみのクリープ走行を最長10秒間可能となったそうだ。

プラットフォームには「HEARTECT(ハーテクト)」を採用し、強度を維持しながら補強部品を削減し、新軽量衝撃吸収ボディ「TECT」では、1180MPa、980MPaの超高張力鋼板のボディ全体における使用率を従来モデルの11%から16%に高め、さらなる軽量化とボディ剛性を両立したという。850kgという軽ハイトワゴンの最軽量化は、もちろん燃費性能にも貢献しているはずだ。

安全装備については、全車標準装備となる「衝突被害軽減ブレーキ」に、軽自動車初採用となる「後退時ブレーキサポート」が追加された。
また、後退時に後方に障害物がある状況で誤って強くアクセルを踏み込んだ際にエンジン出力を抑制する「後方誤発進抑制機能」や、駐車の際に障害物との距離を知らせてくれる「リヤパーキングセンサー」も搭載して、後方の安全性も高めたという。