楽天モバイル、4月8日に本格始動。「月2980円かけ放題&データ無制限」300万名が1年無料 - Engadget 日本版いよいよ、楽天モバイルが、モバイルキャリアとしてのMNOサービスのプランを発表し、予約受付を開始した。
4月8日から正式にスタートするという。
ちなみに、先行予約を受け付けるのは、完全な新規の方のみで、MNPで楽天に転入する他社ユーザーと、楽天モバイルのMVNOユーザーの移行については「正式開始」となる4月8日以降からの受付になるそうです。
楽天モバイルの基地局のエリア整備が遅れており、全国的に見れば、au回線のローミングに頼っていることから、あまり画期的なプランは出てこないのではないか、という予測が出ていたが、結果を見ると半分当たっていて、半分は外れた感じか。
MNOとしてのプランは、「Rakuten UN-LIMIT(らくてんアンリミット)」1つのみとなるらしい。
月額・税別2,980円で、国内かけ放題・データ通信無制限という思い切ったプランとなる。
データ利用無制限が無制限なのは、楽天モバイルの基地局に接続した場合のみで、auへのローミングで接続した場合は月に最大2GBまでが高速で利用できるが、それ以上は、128Kbpsに速度制限されるという。
じゃあ、楽天モバイルの基地局はどこまで整備されているのかと調べてみると、2020年1月時点の首都圏のマップを見ると、東京23区に加えて、神奈川県は川崎から横浜湾岸エリアまで、千葉県は、京葉線沿いで千葉市都心部まで、埼玉県は南部を幅広くカバーする感じだが、決して広いとは言えず、湘南エリアの我が家も含まれない。
それ以外では今のところau回線に頼ることになるし、エリア内であっても、建物の内部や地下鉄などで、楽天モバイルの電波が届かないと、au回線に繋がってしまう。
そう考えると、データ通信に関しては使い放題とは言っても、決して言う程、自由に使える訳ではないだろう。
一方、通話やSMSに関しては、Rakuten Linkアプリを使用する必要はあるものの、データ通信のようなエリア制約はないため、郊外でも電話がつながらないようなこともないし、au回線で通話したからといって別料金を取られることはないようなので、通話用としては悪くない。
現状、欠点があるプランであることからか、それを補う特典も用意されている。
・300万名を対象に、「Rakuten UN-LIMIT」プランを1年間無料(2,980円引き)で提供する
・契約時にかかる事務手数料は3,300円(税込)だが、楽天Link登録すれば、同額相当のポイントを還元する
・オンライン契約すると、3,000ポイントがもらえる
・契約したSIMカードの送料は無料
300万名というのはとてつもない数なので、実質上無制限に等しい。
要するに、初期費用も不要で、1年間は無料で使えるということだ。
しかも、契約期間の縛りもなく、いつでも解約手数料なしで自由に解約できるという。
楽天としては、「まだお金を取れるサービスではない」と認識ているのかもしれない(笑)
その点では、正直でよろしい。
なお、MNOサービスの開始に伴い、MVNOサービスの新規申し込みは4月7日をもって終了し、5G通信サービスは、6月から開始するそうだが、正直どうでもいい話。それよりは、4Gのサービスを早くまともに使えるように尽力して欲しいところだ。
発表内容に対して、SNSなどでは、データ通信の制約が大き過ぎると、がっかりの声も多いが、冷静に考えれば、契約期間の縛りもなく、1年間は無料で通話とSMSが使えて、データ通信も最低でも2GB使えると考えれば、月額・税別2,980円のプランとして、全然悪くないとは思う。
ただ、私的には、メインのスマホの回線を楽天モバイルにMNP移行するのは、トラブルが多そうで、今はまだちょっと怖い。
でも、どうせ1年間はタダだし、1年たってエリアが改善されなければ解約すればいいと考えるなら、新規で申し込んでもいいかな、と考え始めている。
サブ回線として、どんな端末でどんな使い方ができるか想定して、具体的に契約するかどうか考えてみることにしよう。
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