対応音声フォーマット(USBマスストレージ再生)
・コーデック:MP3、WMA、AAC、FLAC、WAV、ALAC、OGG Vorbis、WAV(LPCM)
・サンプリング周波数:8、11.025、12、16、22.05、24、32、44.1、48、88.2、96、176.4、192kHz
・量子化bit数:16/24bit
対応コーデックは、比較的幅広いが、さすがにMQAやDSDには対応しない。
一応、ハイレゾ音源にも対応するが、新型シエンタの標準スピーカーで、ハイレゾ帯域の周波数が再生できる訳ではない。
また、映像音声ファイルを格納するUSBメモリは、FAT16/32にしか対応せず、次のような制約があるから、注意が必要だ。
・最大フォルダー数:3000(ルート含む)
・最大フォルダー階層数:8
・最大ファイル数:9999(1フォルダーにつき最大255ファイル)
・メモリ容量:~32GB
・1ファイルの最大サイズ:2GB
この制約は、USB端子にSDカードリーダーを接続した場合も適用されるので、64GB以上のSDXC/microSDXCカードは、exFATに対応しないため、読めない点も要注意だ。
Bluetooth Audio・Bluetooth Ver.5.0対応
・対応オーディオコーデック:LDAC、SBC
・対応プロファイル:A2DP(音楽情報伝送) Ver.1.3.1、AVRCP(音楽再生制御) Ver.1.6.1対応
スマホなどとLDACで接続した場合は、スマホ上のハイレゾ音源の再生も可能だと思われるが、音質的には、スピーカーシステムの制約もあり、ハイレゾ領域の再生は出来ないと思われる。
また、ノイズだらけの車内で、LDACで高音質再生するのは困難と思われるので、接続の安定性を重視するならSBCで接続するのが無難だと思う。
オーディオ音源のソース的には、ほぼ何でも再生できると思うが、何でも原音に忠実に再生できるという訳ではない。
ただ、ノイズだらけの車内だし、主に聴くのは音楽よりラジオである私には、ほぼ十分な機能、性能だとは思う。
地デジ/1セグテレビ以前の車で使ってたいサイバーナビのテレビチューナーよりは、明らかに受信感度はよく、湘南エリアの自宅でも、走行中も、安定して地デジが受信できている。
走行エリアに応じて、そのエリアのチャンネル構成に自動切換えする機能も備える。
なお、著作権保護は新RPM方式を採用し、B-CASカードは使わない。
AM/FMラジオFMラジオはワイドFMに対応。
AMラジオは、もしラジオ局に対応するワイドFM電波が出ている場合に、自動的にFMに切り替える機能も備える。
AMラジオの感度は、サイバーナビより圧倒的にいいが、民放AMラジオは、ワイドFMの方が断然音質がいいため、結局、ほとんどFMしか聞かないな。
CD/DVDドライブオプションで付けなかったために、未検証。
まず、子供もとっくに成人したので、車でDVDは見ないし、音楽やラジオも、以前の車から既に、スマホとBluetooth接続して聴いており、CDも必要性を全く感じない。
HDMI入力端子オプションで付けなかったために、未検証。
この端子に、Amazon Fire TV Stickなどを取り付け、YouTubeやNETFLIXを見ている例をよく聞くが、ディスプレイオーディオの場合、「CarPlay AI Box」みたいなものをUSB接続すれば、同様のことができるため、全く必要性を感じない。
最後に結論としては、我が家では、車中で、ミニスマホ「Unihertz Jelly 2」で再生したラジオや音楽を、ディスプレイオーディオにBluetooth接続して聴くのがほとんどで、音質も、カーナビや車のメッセージ最優先であまり気にしていないこともあり、今の新型シエンタのオーディオ環境に、これと言って大きな不満はない。
強いて挙げれば、スマホとのBluetooth Audioが、今でも時々不安定になり、音切れを起こすことがあるぐらいかな。
これは、今後のソフトウェア更新で、しっかり改善して欲しいところだ。
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