ソニーのHMD「HMZ-T2」を購入したが、特に3D映像は、やっぱり目への負担がきつく、あまり活用しているとは言えない。


ソニー、ワイヤレス&モバイル対応した新HMD「HMZ-T3W」 - AV Watch

第3世代ヘッドマウントディスプレイが発表されたが、Wireless HDに対応したワイヤレスモデル「HMZ-T3W」と、有線接続の「HMZ-T3」の2モデル。

有機ELパネルは、0.7型の1,280×720ドットx2枚で、従来機種と変わらず、フルHD化は、今回も叶わなかった。ただ、画像処理LSIが最新のものに一新され、画質自体は向上しているようだ。

HMDの装着性も、地道に改良されて、向上しているようで、その点は既存ユーザーは羨ましい限り。

もう一つの大きな変更点は、HMD部とメインユニットに加え、3時間動作可能なバッテリ内蔵のレシーバーユニットからなる3ユニット構成となったことだ。

メインユニットは、従来だとHDMI入力/出力が1系統あるだけだったが、HDMI入力が3系統に増え、複数機器が接続できるようになった。

さらに、新たなレシーバーユニットにも、MHLやHDMIの入力があり、メインユニットを介さずに、モバイルでスマートフォンなどを繋げられるようになった。

今回、Wireless HD対応モデルが出ることも大きなニュースだが、このモデルで、無線化できるのは、メインユニットとレシーバーユニットの間だけのようで、本体とレシーバーユニットの間は変わらず有線なので、嬉しさはイマイチの気がする。

入力端子が増えたのは嬉しい改良だが、バッテリー動作ができ、モバイルで使えることが嬉しいかというと、個人的にはピンとこない。

「HMZ-T2」ユーザーとして見て、買い替えたくなる程嬉しい新製品かというと、そこまではないかな。

一方、店頭予想価格も、HMZ-T3Wが10万円前後、HMZ-T3が8万円前後とのことで、じわじわと値上げしてきており、購入の敷居はどんどん上がってきているな。

ソニーは、このデバイスを、一体どのように売っていきたいのかな?
マニア向け振るなら、高くなっても、フルHDで、完全ワイヤレスの製品を目指すべきだし、広く普及させたいなら、シンプルな作りを維持し、2年を経て下がっている筈の有機ELの製造コストを、しっかり反映させて、むしろ値段を下げるべきだ。

その点で、今回の新製品は、今一つ、方針が定まっていない感じがするな。




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