ソニーBDレコーダが外出先からの“リモート視聴”対応 - AV Watch

「BDZ-ET2100」など2013年11月発売のソニー製Blu-ray Discレコーダ5モデルが、外出先のスマートフォンやタブレットから「リモート視聴」できるようになるソフトウェアアップデートを25日より開始し、アップデートすると、BDレコーダで録画した番組や、リアルタイムの放送を外出先から視聴可能になるそうだ。
もちろん業界初の機能で、ソニーではこのリモート視聴機能を「外からどこでも視聴」と命名している。

リモート視聴には、ソニーのテレビ/レコーダ連携アプリ「TV SideView」が必要で、対応OSはAndroid 4.0.3以降、iOS 6.0以降(iPhone 4S、iPad 2以降)とのこと。iOS版とAndroidのフル機能版が、4月下旬に提供される予定とのこと。
アプリには、外からどこでも視聴、家じゅうどこでも視聴、ワイヤレスおでかけ転送、外から録画予約の4つの機能があるが、外から録画予約以外の機能を利用するには、アプリ内課金で有料オプション「TV SideViewプレーヤープラグイン」を500円で購入する必要があるそうだ。

「外からどこでも視聴」利用のためには、利用前にホームネットワーク内でレコーダとTV SideViewをペアリング(紐付け)しておく必要があり、また、90日に1回はホームネットワーク内でペアリング状況を更新する必要があるそうが、ホームネットワーク内で番組を見ていれば自動的にペアリング更新されるらしいので、それほど面倒さはないのかも。
また、リモート試聴で、通信速度を計測しながら画質を自動選択してくれる訳ではないようだが、画質自体は、720p(3.5Mbps)、360p(1.32Mbps)、180p(650kbps)の3段階で選択できるそうだ。
ただ、180pでも650kbpsが安定して出る必要があるとなると、3Gだと厳しいかもな。720p(3.5Mbps)なんて、LTEでも宅外ではほぼ絶望かも。

NexTV-F、“リモート視聴”対応チャンネルを公開。地デジは全局対応、WOWOWなど非対応 - AV Watch

なお、ライブ視聴については、地デジなどは全チャンネルOKだが、BSやCSの有料放送チャンネルの一部(WOWOWやディズニーチャンネルなど)では、放送番組のライブ視聴の権利を有していないものがある関係で非対応となるらしい。これも、BSのNHKや無料チャンネルは大丈夫だし、個人的には、現時点で有料放送は契約していないので、障害というほどのものではない。

ソニーは、今回、アプリ課金という手段で、実質上、BDレコーダの有償アップグレードを実現した。うまい手だな。
一方、この機能の搭載が一番ふさわしい製品「nasne」のリモート視聴対応が発表されなかったのは残念。
でも、対応しないと存在意義を失いかねないから、絶対にやってくれると信じているけどね。

さて、ソニーが先行したリモート試聴機能だが、当然、パナソニック、東芝あたりは、すぐに対抗してくるだろう。
ただし、それが、新製品のみで対応するのか、ソニーのようにアップグレードで対応してくれるのかは、まだ分からない。

以前にも書いたが、個人的には、リモート試聴に加えて、SDの著作権保護SeeQVault対応が実現されたら、BDレコーダを買い足そうと思っているので、旧機種のアップグレードよりは、パナソニックあたりから次に出てくる新製品のスペックに注目している。

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