昔、建売の一戸建てを買ったとき、都市ガスのないエリアだったので、LPガスを使うことは知っていた。
ただ、そのLPガスの業者は勝手に決まっており、その料金も業者が勝手に決めていることは、家に住み始めるまで全く知らなかった。

後で知るのだが、こうした建売住宅では、LPガス事業者に、LPガスの設備工事費や、ガスコンロや給湯器の代金を負担させる代わりに、LPガスの供給を独占させるという共犯関係にあることが多いらしい。

そもそも、LPガスは、都市ガスと違って、料金体系の法的規制がない。
だから、LPガス業者としては、工事費や給湯器などの代金は、ガス代に上乗せすればいいし、新たに入居した住民は事情も分からず断れないことをいいことに、平気で割高な料金設定を設定すれば、事は済んでいた。

そもそも、ガスを通したときに、明確なガスの料金表を提示しない業者も多いらしく、我が家の場合もまさにそうだった。

驚くのは一ヵ月後だ。それまで住んでいたアパートは都市ガスだったが、それの倍以上の料金が請求されていたのだ。