microSDXCカードの大容量化は、128GBの次は200GBとなる。なぜ256GBじゃないのかと不思議に思い、調べてみた。


【イベントレポート】SanDisk、世界初の200GB microSDカードを発表 - PC Watch

フラッシュメモリの大容量化は、プロセスの微細化により、倍、倍で、最大容量が増えてきたが、今は微細化はすでに限界に達し、縦にスタックすることで大容量化を進めようとしている。

さらに、microSDXCカードは、規格で定められた厚みに、そのフラッシュメモリチップを、さらに縦に積層して大容量化を実現している。

128GBは、8GBのフラッシュメモリチップを16層積層して、128GBの容量を実現していたそうなのだが、200GBでは、倍に高密度化された16.67GBのフラッシュメモリチップを12層積層して、200GBを実現しているそうだ。

128GBより、積層数が4つ減っているのは、一つのフラッシュメモリチップの厚みが少し増しているからで、おそらく8GBから16.67GBへの容量倍増が、微細化ではなく、縦へのスタックで実現されているため、従来と同じ厚みのチップが実現できなかったのだろう。

今回の理由を考えると、今後のmicroSDXCカードの容量増加は、従来のように倍、倍とはならないは確実みたいだ。
容量増加ペースも落ちるのは確実だし、価格も、これまでほどは急激に安くはならないかもしれないな(そもそも大容量化へのニーズ自体が減ってきているし)。

さて、SunDiskから発売された世界初の200GBのmicroSDXCカードは、当初は4万円以上したため、とても買う気はしなかったのだが、ここにきてだいぶ値段が下がってきたようだ。