ハイレゾ対応で3,000円を切る、ベリリウム振動板のイヤフォン。ドスパラから - AV Watch

以前にも、ドスパラが発売する上海問屋ブランドのイヤホンのコストパフォーマンスが高いという話を書いたことがあるが、またまた買い得そうなイヤホンを発売してくれた。

ハイレゾ対応のカナル型イヤホン「DN-914266」で、10mm径のダイナミック型ドライバの振動板に、ベリリウムを採用したのが最大の特徴。

ベリリウムというと、軽量で剛性が高い金属で、ハイレゾ再生には最適なのだが、ベリリウム自体レアアースに属し、素材自体の値段が高い上に、形成加工が難しく、量産も効かないこともあり、高級品のヘッドホンや、スピーカーのツイーターユニットにしか採用されないようなイメージがあった。

それが、直販価格は2,999円(税込)だというから安い(送料別)。

この値段で出来るというのは、何か技術的なブレイクスルーがあったのだろうか。また、中国国内でのレアアース市場下落の問題が影響しているのかも。

ハウジングにも、軽くて剛性も高いアルミ素材使用し、カラーはピンク、ブルー、グリーンの3色用意されており、シンプルだが決して安物に見えない。

再生周波数帯域は20Hz~40kHzで「ハイレゾ対応」を謳う。
ベリリウムの特性的に見れば、高域はきれいに伸びていると思うが、低域に関しては、剛性が高過ぎる割に、10mm径というそれほど大きくない振動板なので、あまり量感は出ない可能性がある。