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先日の書き込みで、ポータブルオーディオ「Shanling M1」のファームウェアをバージョン2.0に更新したと書きましたが、バージョン3.0の誤りでした。すみません。

「Shanling M1」の多機能ぶりは、ファーム更新でさらに魅力を増している。

基本的な音楽再生に関しては、元々、APE/FLAC/ALAC/WMA/AAC/OGG/MP3/WAV/AIFF/DSF/DIFFといったファイル形式に対応し、最大192kHz/24bitのハイレゾ音源の再生が可能だったが、有線のみ、リニアPCM変換での再生ではあるが、DSD64/128の再生にも対応する。

Bluetooth 4.0を内蔵し、aptXをサポートするので、同じくaptX対応のBluetoothヘッドホンと組み合わせれば、Bluetoothでも比較的高音質で聴ける。

一方、「Shanling M1」のUSB Type-C端子をパソコンやスマホに接続し、USB DACモードに設定すると、いわゆるUSB DACとして使うこともできる。
例えば、スマホやパソコンでダウンロードした高音質のハイレゾ音源を、「Shanling M1」内蔵のDACで復号し、「Shanling M1」に接続したハイレゾ対応ヘッドホンで高音質に再生することができる。

さらに、Bluetoothを受信モードに設定し、スマホなどに接続することで、スマホのBluetoothレシーバーとして使うこともできる。
この場合、さすがにハイレゾの再生は無理だが、スマホやパソコンでダウンロードした音源を、BluetoothのaptXコーデックで受信し、内蔵DACで復号して、接続したヘッドホンで再生できる。音質はUSB Type-C接続に比べれば劣るが、スマホとの間はワイヤレスになる利便性がある。

さらに、「Shanling M1」には、USBトランスポート機能というものがあり、これは「Shanling M1」のUSB Type-C端子に、他のUSB DACを接続し、「Shanling M1」のmicroSDカード内にある音楽データを、接続したUSB DACに伝送してUSB DAC側で再生を行うものです。
最新ファームでは、USBトランスポート出力がDSDにも対応し、「Shanling M1」本体ではネイティブ再生できないDSDファイルを、外付けDACでネイティブ再生することも可能になった。