浄水器を選ぶときに、どのような物質を除去できるかという性能面と、どのように設置するかという設置形態の二つの面から検討する必要があるようだ。

最新・NSF認証の浄水器まとめ。浄水器は世界基準で選ぼう! | strive plus (すとらいぶぷらす)

まず、浄水器で除去可能な物質の目安としてJISで規定された、次の13種類の物質が、除去できるかを基準として比較することが多いみたい。

・2-メチルイソボルネオール
通称2-MIBとも呼ばれ、「カビ臭」の元になる物質。

・溶解性鉛
鉛は有害物質で、古い鉛製の配管から染み出したもの。

・クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルム
これら4物質の事を指して総トリハロメタンと呼ばれ、塩素と反応を起こし、発がん性のある物質になってしまう。

・残留塩素
浄水場で消毒する際に使われる塩素で、「カルキ臭」のもとでもある。

・汚れ、濁り
配管の老朽化や上水道の腐食によって発生するサビや汚れ。

・農薬
空気中、土中、河川に混ざった農薬が水道水に混入するもの。

・テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、トリクロロエタン
工業用の洗浄液等に含まれる公害物質で、中枢神経障害等を引き起こす可能性がある。

飲料水用の浄水器としては、これら13種類の物質は除去できた方が望ましいようだ。

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さらに、NSF認証という欧米の厳しい国際規格もあって、こうした規格に対応した高性能の浄水器を販売する会社は、日本規格がダメなものとしてこき下ろしているが、その代わり、ランニングコストも馬鹿高いものになる。
そもそも、水道の品質が世界的に見てもトップクラスの日本で、本当に必要な性能なのかもよく考える必要があると思う。