左右独立型ワイヤレスイヤホン「SoundPEATS TrueAir2」を使ってみて

左右独立型ワイヤレスイヤホン「SoundPEATS TrueAir2」が届いたので、使ってみる。

充電ケース内には、端子保護テープが貼られたイヤホン本体が格納されており、充電ケースは充電は半分ぐらいされた状態だった。
それ以外には、TYPE-Cの充電ケーブルと、取扱説明書や保証書など。

SoCがクアルコムの「Snapdragon 665」であるスマホ「OPPO A5 2020」とペアリングしてみたが、左右独立でペアリングされているのがスマホ側で分かり、片側だけ電源を落とすと、モノラルのイヤホンとしてそのまま使い続けることができるし、再び電源オンすると、ステレオ状態に復帰する。
コーデックも、しっかりaptXで接続される。

私のように、街中で歩きながらラジオを聞く場合、片耳のみでモノラルで聴くことが多いのだが、左右のイヤホンを交互に充電しながらモノラルで使う場合、イヤホンを交代するときに、いちいちペアリングや再接続の手間が不要なのはいい。

ところが、これを「Jelly 2」とペアリングすると、従来のTWS方式でしか接続できず、コーデックもAACで接続されてしまうようだ。

コーデックについては、「Jelly 2」の場合、「Jelly 2」は、SoCがMediaTekなので、aptXが使えない可能性が高く、これは諦めるしかないだろう。
ただ、左右独立の接続は、何かいい手はないのか調査中だ。

さて、実際に両耳に装着して音楽などを聴いてみた。

Bluetoothの通信は、アンテナが大きいせいか、かなり安定していると思う。

初めてインナーイヤー開放型を使ったのだが、イヤーパッドみたいなものもなく、カナル型に比べると装着感が心もとなく、落としそう。

カナル型のイヤホンって、これまで装着していて、「駅で線路に落とした」みたいなことは一度もないのだが、「AirPods」を落としたという話をよく聞く。
その理由が、実際に装着してみてよく分かった気がした。

また、カナル型と違って開放型なので、イヤホンと耳の穴の間に隙間がどうしても空いてしまう。
そのせいで、どうしても低音が弱く感じてしまう。
実際、無理やり手で耳の隙間をふさぐと、イヤホンから低音はしっかり出ていることは分かるのに、普通の装着方法では低音が外に漏れてしまう感じだ。

また、別の見方をすると、このイヤホン、カナル型に比べて外への音漏れが大きいため、混雑する電車の中などで使うのは、若干はばかられる。

バッテリーの持ちもいいし、バッテリーケースもコンパクトで、持ち歩きにいは最適だけに、装着感の悪さと、音漏れの大きさが気になる。

また、街歩きでポータブルDAPとして使っている「Jelly 2」との組み合わせでは、従来と同じTWS接続で、AACコーデックになってしまうので、搭載した「QCC3040」という最新チップの性能がほとんど生かせない。

主に家の中で、音楽をじっくり聴くにも、中高音は悪くないのに、それに比べて低音が弱過ぎる。

ということで、この製品、造りもしっかりしていて、全く使えないような代物ではないのだが、インナーイヤー開放型というイヤホンの形式自体が、今一つ自分の好みに合わないみたい。

今のところいい使い道を見いだせずにいる。

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