開発する製品は、小型のディスプレイを備え、再生画像を確認はできるそうだが、テレビへの接続機能は持たず、直接microSDカードなどのデジタルメディアにダビングできる仕組みを採用するという。
わざわざ映像出力がないと言うところを見ると、最初は読み取り速度が遅くて、リアルタイムに読み取って映像として再生することはできないのかもしれない。
商品名、価格は未定で、2026年度をめどに開発するらしい。
開発費を回収するためもあるし、ニッチな市場であることもあり、最初はかなり高価な商品となるだろう。
その意味では、当初は、テープのDVD化サービスなどの業務用途がメインとなるだろう。
機器レンタルでの提供も見込むという。
株式会社エルプ|針のいらないレコードプレーヤー、レーザーターンテーブル|エルプ製品情報似たような商品としては、過去、針ではなく非接触のレーザー光線でアナログレコードを読み取るレコードプレーヤーが開発されたが、当初は、針のレコードプレーヤーに比べて、特にS/N比が取れず、音質は劣る点も多かった。
それが、そこから諦めずに、製品を改良し続ける中、青色レーザーが実用化され、レーザーの読み取りセンサーの性能も上がり、読み取った後のDSPによる信号処理技術も大幅に進化したことにより、今では、針のレコードプレーヤーを上回ると評価されるまでになった。
今回開発されるVHSデッキも、開発に失敗する可能性もあるし、開発できても当初はなかなか目的の画質が達成できない可能性もあるかもしれない。
でも、絶対世の中に必要な技術開発だと思うし、これが、成功すれば、VHS以外にも、放送局に眠るハンディカムのテープを、非接触で再生したいといったニーズも出てきたりするだろう。
さらには、この技術を応用すれば、古いフロッピーディスクの中身を復元したりすることもできるかもしれない。
だから、是非とも成功して欲しいと思うな。
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