前回、「NVIDIA SHIELD TV」をセットアップして、ネット動画を再生するところまでチェックしたが、それ以外の機能もチェックしてゆこう。

メディアプレーヤー機能
まず、Google Play Storeから、メディアプレーヤーのKODIアプリをインストール。

USB接続のポータブルHDDに動画を入れると、NTFSファイルシステムを認識し、KODIアプリから問題なく動画再生が行えた。

microSDカードスロットもあり、ここからの動画再生も問題なく行えた。
しかも、64GB以上のexFATファイルシステムでフォーマットされたmicroSDXCカードもしっかり認識されたのが好印象。
microSDXCカードのファイル形式exFATは、マイクロソフトにライセンス料の支払いが発生するため、中華端末などでは、案外サポートされていることが少なく、無理やりFAT32でフォーマットしたmicroSDXCカードしか読み書きできないことが多いのだ。

KODIアプリは、DLNAクライアント機能があるため、これも試してみる。
同一LAN内にあるNASを認識していたので、それを選ぶと、中に入っているコンテンツが一覧表示される。試しに、ラジオ番組の録音ファイルや、ダウンロードしたネット動画を選ぶと、問題なくストリーミング再生された。

電源オン/オフができる!
珍しいのは、この製品、Android TV端末なのに、シャットダウンの機能があること。

これまで触ってきたAndroid TV端末や、Fire TVなどは、スリープ移行/解除しかできず、スリープ状態でも1W程度の電力は消費することや、何も触っていないのに勝手にスリープ状態が解除されることがあるのが、気になっていたのだが、シャットダウンすれば当然そんな問題は起きない。

これまでは本当の電源を落とすには、コンセントを引っこ抜くしか手がなかったのだが、これは他にはない嬉しい点だな。

ただし、電源オンはリモコンではできない。Bluetoothリモコンだから、ペアリング前に使えるはずがないので当然か。
本体にある電源ボタンを押すと、システムが起動され、起動後、付属のリモコンが使えるようになるのだ。